速報
人型ロボが“殴り合い”――ロボット同士の格闘技大会が中国で開催 簡単に倒れない“打たれ強さ”披露
ロボット開発企業の中国Unitree Roboticsは、人型ロボット同士が戦う格闘技大会の様子を動画で公開した。同社の人型ロボ「G1」とみられるロボットが、相手を倒そうと、パンチやキックなどを繰り出している。
ロボット開発企業の中国Unitree Roboticsは5月29日(日本時間)、人型ロボット同士が戦う格闘技大会の様子を動画で公開した。同社の人型ロボ「G1」とみられるロボットが、相手を倒そうと、パンチやキックなどを繰り出している。
動画では、ヘッドギアとグローブを装着した2体のG1が、リング上で戦っている。パンチに加え、回し蹴りや膝蹴りで相手を攻撃。一方、相手の打撃を受けても簡単には倒れず、小刻みにステップを踏み、二足歩行を保つ姿を確認できる。また倒れた際も、地面に手を付き、支えなどにつかまることなく起き上がっている。
格闘技大会は25日に開催。英Reutersなどの報道によると、中国の公共放送局「中央広播電視総台」が中国で開催したイベントで、4チームがG1を遠隔で操作して対戦したという。
Unitree Roboticsでは以前から、G1がランニングをしたり、カンフーの技を披露したりする動画を公開している。同モデルの姿勢制御性能をアピールして注目を集めており、今回の動画の公開もその一環とみられる。
G1は身長130cmの二足歩行ロボット。上半身の動きには模倣学習、下半身には深層強化学習を活用しており、高度な自動姿勢制御能力を持つことが特徴だ。エントリーモデルは1万6000米ドル(224万円、1ドル140円換算)で販売している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
人型ロボットを“人材派遣” 動作プログラム込みで、Unitree「G1」貸し出し GMOグループ
AI・ロボットの活用支援などを手掛けるGMO AI&ロボティクス商事は、人型ロボットを貸し出すサービスを始めた。中国のロボット開発会社であるUnitree Roboticsの「G1」を採用し、要望に応じた動作プログラムの組み込みも手掛ける。
ヒト型ロボットがブレイキン? Boston Dynamicsの「Atlas」新映像 倒立、側転、受け身も披露
米ロボットメーカーBoston Dynamicsが、ヒト型ロボット「Atlas」の動作デモを収めた新しい映像を公開した。低い姿勢で脚部を回転させる「ブレイキン」のようなダンスに加え、倒立や側転、受け身を取るように転がる姿などを披露。いずれもバランスを崩さず動作を完遂している。
人型ロボットが華麗に“回し蹴り” カンフーアクションを披露 中国Unitreeの動画が話題に
中国のロボット企業Unitree Roboticsが公開した動画が話題だ。同社のヒューマノイドロボット「G1」が、パンチやキックなどのカンフーアクションを披露している。
人型ロボットが“側宙”を華麗に披露 中国Unitreeが映像公開 「世界初の側宙人型ロボット」
中国のロボット企業Unitree Roboticsは、手を床につけずに側転で回転する技「側方宙返り」(側宙)を決めるロボットの映像を公開した。
300万円台で買える、等身大の「二足歩行ロボ」を見てきた あなたならどう使う?
東京ビッグサイトで1月22日〜24日まで開催されているロボット技術の展示会「ロボ デックス」で、TechShare(東京都江東区)が出展していたのが、中国Unitree Robotics製の最新型ヒューマノイドロボット「G1」だ。






