フリーは12月11日、AIを利用して従業員の離職リスクを可視化する「freeeサーベイ」の提供を始めた。従業員が約2分間のアンケートに回答し、その結果をAIが分析。離職の予兆を判定し、今すぐ面談すべき従業員を可視化する。
キャリア研究者で法政大学教授の田中研之輔氏と共同開発した独自のサーベイテンプレートを活用。従業員は月1回・約2分のアンケートに答える。
回答結果からAIが、従業員ごとの離職リスクを4段階で評価。リスクが高いと判断した従業員に対して注意すべき観点をAIが自動でまとめ、面談アジェンダを生成する。
人事労務システム「freee人事労務」と連携すれば、残業時間や深夜労働といった客観的な勤怠データと合わせて分析できる。コンディション低下の背景にある長時間労働などの要因を把握し、より精度の高い対策につなげられる。
同サービスを使うことで「人事の専門的なノウハウがなくても、従業員一人ひとりに最適なフォローアップを即座に実行することが可能」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
GMO、AI活用度を人事評価にも反映へ 「AIエージェント活用・一騎当千プロジェクト」開始
GMOインターネットグループが、AI活用の評価制度「AIエージェント活用・一騎当千プロジェクト」を開始すると発表した。AIエージェントの活用度を5段階で評価。今後、人事評価にも反映するという。
生成AIの業務利用、「うまく使えず自然消滅」も……管理部門には定着しにくい?
「生成AIを業務で使ったことがあるが、今は使っていない」――総務や人事など管理部門のビジネスパーソンには、こんな人が一定数いるようだ。
人事評価・採用で“AIの活用度”考慮へ 語学のアプリのDuolingo AIで代替できる外部委託も順次廃止
語学学習アプリ「Duolingo」を展開する米Duolingoは、同社の今後のAI活用方針を公表した。「AIファースト」を掲げ、社内のAI活用を推進するため、人事制度などを見直す。
