帳簿と同等の上質紙――コクヨの「キャンパスハイグレード」

会計事務のタフな要求に応えてきたコクヨの帳簿紙。その特厚口の上質紙を贅沢に使ったノートが「キャンパスハイグレード」だ。

» 2006年10月03日 14時42分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 コクヨS&Tは、帳簿に使用している特厚口の上質紙を採用した「キャンパスハイグレード(CHO-BO PAPER)」シリーズを10月10日に発売する。B5サイズで、無線綴じに加えツインリング、カバーリングの3タイプを用意した。価格は無線綴じタイプの30枚が168円、50枚が241円、ツインリングタイプの50枚が451円、80枚が577円、カバーリングタイプ(80枚)が609円。

無線綴じタイプ

 キャンパスハイグレード(CHO-BO PAPER)シリーズは、これまで帳簿紙として高い評価を得てきた特厚口の上質紙(100グラム/平方メートル)を採用。これまでコクヨが販売してきたキャンパスノートと比べると約3割ほど厚い紙で、裏うつりしにくいほか、きめ細かい紙面は平滑性が高い。インキがにじみにくく、筆記具のひっかかりを低減したため、特に万年筆やサインペンでの筆記に適しているという。

 また、長期保存にも耐えうるように、耐光性が高く黄変しにくいバージンパルプの中でも酸化による紙の痛みがない中性紙を採用。しなやかなめくり心地で、閲覧頻度の高い用途にも向いている。

 会計事務で使用される帳簿は、書きやすさとともに高い保存性が求められるという。コクヨでは、1930年に独自の帳簿紙「コクヨ帳簿紙」を開発し、以来約80年に渡って、インキのにじみにくさや滑らかな筆記性、変色のしにくさや痛みにくさなど、会計事務に携わるユーザーのニーズを汲み取ってきた。

 コクヨS&T調べでは、ノートで最も重視するのは「書き心地」と「手触り感」。帳簿紙を採用することで、書き心地や手触り感を満足させる高品位な仕様を実現したとしている。

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