会議や商談で使ったブ厚い資料をファイリングした直後、ふたたびその資料が必要になって、せっかく綴じたファイルから再び取り出すハメになった──。というのはよくある話だ。リング式ファイルならまだしも、古い書類が下になって綴られていくタイプのファイルだと、あとからファイリングした新しい書類もろとも引き抜かなくてはならない。
こうした場合に便利なのが、シヤチハタが発売している「CLiP RiNG」だ(9月25日の記事参照)。これは市販のダブルクリップに取り付けるアタッチメントで、書類に穴を開けることなく、ダブルクリップで挟んだ状態のまま2穴式ファイルに閉じることができるアイデアグッズである。
詳細は写真や本誌記事をご覧いただくとして、市販のダブルクリップをそのまま流用してファイリングを可能にするアイデアはなかなか画期的である。取り出す場合はクリップを分離させればよいので、ファイルに綴った順番を変えることなく該当の書類だけを取り外し、再び装着することができる。これさえあれば、溜まった書類をどのタイミングでファイリングするかをいちいち悩まなくて済む。
このほか、穴を開けたくない保存版のカタログや書類などの収納にも便利だ。例えば自社が発行しているPRカタログを、総務などの部署が1冊ずつファイリングして保管している場合、この製品があれば穴を開けずにファイリングすることができる。カタログに限らず、CD-ROMや販促物など、穴が開けられない品を併せてファイリングするのにも役立つ。
書類を挟む際にクリップ同士の間隔を調整するのが難しいなど、慣れるまでは多少の不便さも感じるが、そこさえ乗り越えてしまえばあとは問題ない。コストパフォーマンスも1パーツ20〜30円程度と非常にリーズナブルで、オフィスのファイリングを激変させる可能性を秘めた製品だ。
製品名 | CLiP RiNG |
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URL | http://www.shachihata.co.jp/pickup/clipring/ |
実売価格 | 小サイズで10個入200円 |
発売元 | シヤチハタ |
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