仕事の情報をメンバー全員で共有する方法として注目されているWiki。プロジェクト管理に導入したIT商事でも効果を上げつつあるようです。
Wikiを仕事にもっと活かすには?
Wikiをプロジェクト運営に有効活用するために動き始めたノリオプロジェクト(12月21日の記事参照)。その渦中で、行きがかり上“Wiki推進役”に抜擢されたヒロシ主任とタカフミ君は、今後どのようにWikiを活用していくかを模索しています。
ヒロシ主任 みんなで「塗り絵」を塗りつぶしていく、というアイデア(12月22日の記事参照)は、みんなから好評だったなぁ。
タカフミ君 そうですね。リーダーだけでなくメンバーもリアルタイムに全体の進捗を把握できるようになったことで、新しい発見もありましたし。
ヒロシ主任 へー、例えば?
タカフミ君 今までは、ミーティングに参加するまでは、ほかのメンバーが何をやっているのかが分からなかったのが、Wikiを導入してからは具体的にどんなことをどれくらいのペースで進めているのかが見えるようになったのは新しいですよね。「あぁ、そういえばミーティングでそんなことを言ってたなー。それがこれか!」みたいにつながってくるんですよ。
ヒロシ主任 なるほど。
タカフミ君 同じプロジェクトのメンバーがどんどん仕事を進めているのを目の当たりにすると、「うわ、がんばらなくっちゃ!」っていうハッパをかけてもらえる効果もあります。
ヒロシ主任 確かにそれはあるね。あと、お互いの「途中経過」が見えるようになったことで、メールで知らせるほどでもないちょっとした情報の共有をすることになるから、プロジェクトの一体感のようなものも自然と育まれている感じがするかな。
タカフミ君 あぁ、それ、ありますねー。ただ、やはりWikiというツールの性格ということもあるんですが、ほとんど見てくれていない人もいますよね……。
ヒロシ主任 まぁ、そこは啓蒙していくしかないんじゃないかなー。
タカフミ君 あと、今後のことを考えると、僕たちのほかにもWikiを仕事に活用している人の事例があれば、見てみたいなーとは思ったりしています。
ヒロシ主任 思い切って「livedoorウィキ」の担当者に話を聞きに行く、というのはどうだろう?
タカフミ君 あ、いいですね。そもそも、他のポータルでは提供していないWikiのサービスを始めるにいたった経緯とか狙いなんかも聞きたいですしね。
ヒロシ主任 Wikiを仕事に活用する上でのヒントも得られそうだし。
タカフミ君 じゃ、さっそく連絡取ってみますね。
仕事を楽しくする研究日誌「シゴタノ!」管理人。日々の仕事を楽しくするためのヒントやアイデアを毎日紹介するほか「言葉にこだわるエンジニア」をモットーに、Webサイト構築・運営、システム企画・開発、各種執筆・セミナーなど幅広く活動中。近著に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)がある。
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