Gmailアドレスが変更可能に――組織アカウントへの影響は?米国のユーザーが利用可能に

GoogleはGmailアドレスのユーザー名を変更できる新機能を開始した。既存データを維持したまま別名へ更新でき、旧アドレスも予備として保持される。米国から展開され、全ての利用者へは段階的に提供される。

» 2026年04月03日 10時30分 公開

 Googleは2026年3月31日(現地時間)、Googleアカウントのユーザー名、すなわち「@gmail.com」より前のメールアドレス部分を変更できる新機能の提供を開始したと発表した。この機能は米国のGoogleアカウントユーザーで利用可能だが、段階的な展開のため全ての利用者が直ちに利用できるわけではない。

 今回の機能は、「Gmail」や「Googleフォト」「Googleドライブ」など各種サービスにログインする際に使用される識別情報を変更できるものとなる。従来は、一度設定したGmailアドレスを変更できなかったが、新機能により既存アカウントを維持したまま名称を変更できるようになった。

アドレスへの変更は12カ月に1回、生涯で最大3回まで

 Googleアカウントのメールアドレスは、各サービスへのログインだけでなく、ファイル共有やカレンダー招待、「Googleでログイン」機能など、複数の場面で表示される重要な識別子となっている。プロフィール情報の一部として画面にも表示され、各種通知の受信先としても用いられる。

 今回の変更によって、@gmail.comドメインのアドレスを別の@gmail.comアドレスへ置き換えることが可能となる。変更後、従来のアドレスは予備のメールとして保持され、新旧いずれのアドレス宛のメールも受信可能となる。また保存済みのメールや写真、メッセージなどのデータはそのまま維持される。ログインについても、新旧どちらのアドレスでも利用できる。

 他方で、アドレスの変更頻度には一定の制約が設けられている。新しいGmailアドレスへの変更は12カ月に1回までに限られ、生涯で最大3回までという上限がある。また、一度設定した新しいアドレスを削除することはできないが、従来のアドレスへ戻す操作については随時可能となっている。

 Gmail以外のメールアドレスとの切り替えについては別の手順が必要となる。Gmail以外へ変更する場合はGmailサービスの削除が必要となり、逆に外部アドレスからGmailへ移行する場合はGmail機能の追加が求められる。企業や教育機関など管理者が設定したアカウントについては、個別に管理者への確認が必要となる。

 企業ドメインアカウントにおけるユーザー独自の名称変更は引き続き制限されている。組織内でのアイデンティティー管理の整合性は維持される見通しだ。

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