キズがつきにくい、ツヤ、重厚感――セラミックス採用のペン、パイロットが発売週刊「仕事耕具」

擦過に強くキズがつきにくい、樹脂や塗装にはない重厚で深みのあるツヤ、手にずっしりとくる重厚感――ファインセラミックスの特性を活かした多機能ペンをパイロットが発売した。

» 2007年02月13日 17時04分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 パイロットは、ファインセラミックスを本体の軸に採用した多機能筆記具「ツープラスワンセラテック」を発売した。本体を回転させることで、0.7ミリの2色ボールペン(黒・赤)と、0.5ミリのシャープペンを選べるようになっている。価格は1万500円。

ツープラスワンセラテック。上がブラック、下がホワイト

 そもそもセラミックスには、擦過に強くキズがつきにくいといった特性がある反面、割れやすいなどの欠点もあった。ツープラスワンセラテックに採用したファインセラミックスは、「ジルコニア」を原料とするもの。パイロットによれば、最先端の科学技術分野で使われているファインセラミックスの1つで、「ファインセラミックスの中でも強靭だ」という。

 また、ジルコニアの単結晶は透明でダイアモンドに近い高い屈折率を有することから宝飾品としても用いられており、樹脂や塗装にはない重厚で深みのあるツヤや手にずっしりとくる重厚感などを実現した。なお、重さは43グラム。サイズは132×11ミリ(長さ×直径)。パイロットによると、プラスチック製のペンで20グラムを切る程度、金属製のペンで20〜30グラムだという。

 価格は1万円を超える。いわゆる高級品の部類だが、パイロットでは「ファインセラミックス独特の品質を楽しんでほしい」としている。

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