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» 2007年05月16日 20時05分 公開

贈る派、贈らない派データで見るお中元の実態会社のお中元、今年はどうする?

もうすぐお中元の季節。お中元をはじめとする贈答にかかわる業務は、総務担当者にとって大きなテーマの1つでもある。ここ数年、経費削減などの理由で縮小傾向にあるといわれてきたお中元だが、果たしてその実態はどうなっているのだろうか?

[SOS総務]
SOS総務

 お世話になった先に感謝の気持ちを込めて贈るお中元。「贈るのが当たり前」の時代もあったが、ここ数年、その捉え方が変わってきているようだ。総務・人事業務専門ポータルサイト「SOS総務」を通じて実施したアンケート結果から、その実態を見てみよう。

贈る派約56%、贈らない派44%

 お中元を贈っているか、という問いに対し、55%の企業が「毎年贈っていて今年も贈る予定」と回答。「今年から贈る予定」と回答した企業と合わせると約56%が、“贈る派”である

 これに対して、“贈らない派”は44%。そのうちの26.6%が「会社としてお中元を贈ったことはない」、また15.6%の企業が「以前は贈っていたがここ3年以上お中元は贈っていない」と答えた。

 今回、回答が寄せられた企業の多くが500人未満の企業規模だったこともあり、企業規模別にその特徴を挙げるのは難しいが、500人未満の企業でほぼ半数ずつだった“贈る派”、“贈らない派”の比率が、500〜3000人未満では“贈る派”がともに75%と増加。しかし、3000人以上の企業では、一転して“贈らない派”が半数以上を占めるといった傾向が見られた。ここでは、それをひも解くヒントとして、贈らない派が挙げた“贈らない理由”を見てみよう。

贈らない理由は「経費削減」と「会社の方針」

 贈らない派がその理由として挙げたのは、主に「経費削減」と「会社の方針」である。特に、「会社としてお中元を贈ったことがない」と回答した企業にはベンチャーや外資系の企業が多く、ビジネス上の慣習に捉われないといった姿勢が見て取れる。

 また、「以前は贈っていたがここ3年以上お中元は贈っていない」という企業の多くは、“経費削減”をその理由として挙げているが、従業員数3000人以上の大企業では“虚礼廃止”など自社の方針を理由として挙げたところも少なくない。

 一方、中小規模の企業においては、「取引先の受け取り拒否や虚礼廃止」や、「以前は自宅に贈っていたのが、個人情報保護法の影響で住所を聞き出すのが難しくなったため」という理由を挙げた企業もあった。そこからは、社会の動きにビビッドに反応し、さまざまな対策を講じる大企業の経営姿勢と、それによる影響が中小企業にもジワジワと浸透してきているようすが見て取れる。

お中元はビジネスの付き合い上必要? 不必要?

 ところで、企業にとってお中元の習慣とは意味のあるものだろうか? 「会社同士のお付き合いを考える上で、お中元の習慣をどう思うか?」の問いに対しては、6.4%が「重要な意味がある」、51.4%が「それなりに意味がある」と回答した。企業同士のお付き合い上、お中元が何らかの潤滑材になることも多いということだろうか。

 贈る派、贈らない派に分けて見てみると、贈る派の77%が「意味がある」とし、贈らない派の66.7%が「意味がない」としている。

 意味があると思うから贈るし、意味がないと思うから贈らない。当たり前のことではあるが、ここで注目したいのは贈る派、贈らない派それぞれに約30%の企業が、「贈る意味はあまりないけど贈る」「贈る意味はあると思うけれど贈らない」という矛盾を抱えているということ。お付き合いは一概に割り切れないということか。

調査概要

調査対象:「SOS総務」会員を中心とした企業の総務担当、経営者など

調査方法:インターネット調査

調査期間:2007年4月

有効回答数:109

企業人員別回答数


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