複数の写真を縮小して1枚の紙に印刷する「インデックスプリント」。Windowsの標準機能でも実現可能。印刷なんてしない人へのおまけ付き。
たくさん撮影した写真のサムネイル一覧を印刷しておきたいときにどうするか。ちょうど、APSフィルムに付いていたインデックスプリントのようなものだ。
「Vix」など、高機能な専用ソフトを使えばもちろん可能。しかしここではWindows XP標準のアプリケーションでサムネイル印刷する方法を考える。
実はWindowsには標準で画像をサムネイル化し印刷する機能が備わっている。エクスプローラの設定で「フォルダオプション」−「フォルダに共通の作業を表示する」が選択されていれば、画像のフォルダを開いたとき左ペインに「画像を印刷する/選択した画像を印刷する」というタスクが表示されているはずだ。
印刷したい画像を選択して、これを押し、ウィザードに従っていくだけでサムネイル画像が印刷できる。
普段エクスプローラの設定を、「従来のWindowsフォルダを使う」に設定している人は、「Windows画像とFAXビューア」を使おう。
ファイルを右クリックしたら、「プログラムから開く」を選択し、「Windows Picture and FAX Viewer」を選ぶ。すると「Windows画像とFAXビューア」が立ち上がるので、「印刷」ボタンを押せば画像のタスクと同様の印刷メニューが起動する。
「Windows画像とFAXビューア」を直接起動するには、ちょっと工夫が必要だ。スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、
rundll32.exe C:\WINDOWS\system32\shimgvw.dll,ImageView_Fullscreen
と入力しよう。
サムネイルの印刷なんてしないよ……という人も、エクスプローラでの画像表示時に「縮小表示」を活用する場合は多いだろう。ただしWindows XPでは縮小表示のサムネイル表示は固定されている。このサイズをもう少し大きく/小さくできれば、より活用できる。
レジストリを変更しても可能だが、自分でいじるのが嫌な人も多いだろうし、設定を変えてもサムネイルキャッシュファイル「Thumb.db」が残っていたりしてうまく表示されない場合も多い。安全に変更するなら米Microsoftが提供している「TweakUI」を使おう。
ダウンロードしたら、インストールし起動する。「Explorer」−「Thumbnails」の欄を開いて、「Thumbnail Size」を自由に変更しよう。150〜200ピクセル程度にしておけば、内容をチェックすることも可能だ。
なおWindows Vistaなら、サムネイルのサイズを簡単に変更できる(6月1日の記事参照)。しっかりOSも進化しているというわけだ。
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