Second Lifeで“空飛ぶ”ボールペン──三菱鉛筆が文具業界で初参入

三菱鉛筆は9月4日、3D仮想空間「Second Life」で、油性ボールペン「JETSTREAM(ジェットストリーム)」の広告キャンペーンを始めた。Second Life内に広告を出すのは文具業界初の試み。“空飛ぶジェットストリーム”といったアイテムを配布する。

» 2007年09月05日 15時36分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 三菱鉛筆は9月4日、3D仮想空間「Second Life」で、油性ボールペン「JETSTREAM(ジェットストリーム)」の広告キャンペーンを始めた。Second Life内に広告を出すのは文具業界初の試み。パビリオンを設置し、その中に製品説明を書いた広告ボードを配置したり、オリジナルのアバターアイテムを配布する。

 ジェットストリームは、三菱鉛筆が2006年7月に発売した油性ボールペン。新開発のインクによって筆記の抵抗を減らし、「スルスルと滑るような書き味を実現した」という。三菱鉛筆では、Second Lifeの目新しさと将来性がジェットストリームの新規性とマッチすると考え、Second Life上でのキャンペーンを開始した。

ジェットストリーム。ボール径は0.7ミリと1.0ミリの2種類。いずれも価格は157円。インク色は黒/赤/青
Second Life内の「ジェットストリームパビリオン」
入り口の「ジェットストリームスライダー」から入館する

自らインクになったイメージ

ジェットストリームスライダーが終了すると、メインフロアに
ポリゴンによるオブジェクトでジェットストリームの機構を説明

屋上ではアイテムを配布している
アイテムは“空飛ぶジェットストリーム”だ

 Second Lifeでのキャンペーンを企画したのは、三菱鉛筆でマーケティングリサーチを担当する奥村純一郎さん(商品開発部企画室)。奥村さん自身もSecond Lifeユーザーで「趣味が仕事になってしまった」と苦笑する。

 「既存の文具製品とは異なるジェットストリームのイメージに、Second Lifeはぴったりだった」という。「とはいえ、Second Lifeのユーザーはまだまだ少ない。せっかく来てくれたユーザーに楽しめるような仕掛けを作っていきたい」と意気込みを語った。

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