「この会議、おいくら?」を計算する3分LifeHacking

結局、何を議論したんだっけ――という会議は意外と多い。「あー、この会議の時間にあんなことも、こんなこともできたのに」と思ってしまう会議はむしろ損失。できれば「会議が始まってからの経過時間とコスト」が分かると、ダラダラした会議を防げるのではないだろうか――。

» 2007年11月08日 20時36分 公開
[鷹木創,ITmedia]
Meeting Miser

 結局、何を議論したんだっけ――という会議は意外と多い。結論が出ないことはもちろん、議題そのものが定まらなかったり、深まらなかったり、迷走する会議は出ているほうもうんざりするものだ。

 「あー、この会議の時間にあんなことも、こんなこともできたのに」と思ってしまう会議はむしろ損失。できれば「会議が始まってからの経過時間とコスト」が分かると、ダラダラした会議を防げるのではないだろうか――。

 たとえば会議のコストは、参加者の時給、場所、会議の成果などで計算できそう。とはいえいくつかの要素が関連するので、素人が計算するにはハードルが高い。そんな場合に利用したいのが、「Meeting Miser」

 Meeting Miserは、場所と参加者を入力して「Start」ボタンを押せば、参加者の時給と会議の時間に比例したコストを表示してくれる。場所として選択できるのは、米国、カナダ、英国、オーストラリア、インドの5つで日本がないのが若干残念ではあるが、十分目安にはなる。それにたとえば「部長、この会議のコストは1時間で90ドルです」とか言えるとしたら、延々と続く会議を抑止するための効果が結構あるかもしれない。

 なお、参加者の役職は細かく設定できる。デフォルトで記者(Editor)なら時給23ドル96セント、社長(President)なら同じく70ドル19セントといった具合だ。ちなみに本日筆者が参加した会議の場合、記者の筆者(Editor)と上司(Magazine Publisher)、外部スタッフ(Consultant)が参加したので、だいたい1分間2ドル弱。90分間の会議だったので、2万229円也――。

Locationを登録。「Select Country Name」欄でUnited States、Canada、United Kingdom、Australia、Indiaの中から選択し、中央の段で州・県を選択する。最下段の都市名は入力せずとも利用できる
次にMeeting Attendeesを登録。「Enter Job Title」欄に職業を入力する。数文字入力すればインクリメンタルサーチしてくれるので便利。
参加者をクリックして「Edit」を選ぶと、時給(Hourly Rate)や年収(Annual Salary)を好きなように設定できる
場所と参加者を登録すれば、「Start」ボタンを押して計測開始。右のベルマークをクリックすれば、設定した時間もしくは金額でアラームを鳴らすことも可能だ

 もちろんMeeting Miserでは、会議の成果物については判定しない。さて、会議のコストに見合った成果が生まれるだろうか。

本日のレシピ
サービス名 利用料 対応ブラウザ 提供元
Meeting Miser 無料 Internet Explorer 7、Firefox 2.0で動作確認済み PayScale

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ