「弱い」自分を変えるには?【問題編】シゴトハック研究所

“ToDo”を、人に頼って実現するのは良い方法です。しかし、できれば自分自身が周りの見本になりたいもの。そんな「弱い」自分を変えるにはどうしたらいいのでしょうか? タカフミくんもトライを始めます。

» 2008年01月31日 18時32分 公開
[大橋悦夫,ITmedia]

 周りの人に終了予定時刻を宣言することで、以前より「ついつい脱線」が少なくなったタカフミ君ですが、1つ懸念があるようです(1月25日の記事参照)。

    マンガ:ふじたきりん

タカフミ君 いやぁ、やっぱり人の力は偉大ですねー。「10時までに終わらせます」って言ったら、本当に終わらせないといけないですから。

ノリオ課長 まぁ、人に言っても言わなくても終わらせないといけないものなんだけどね。

タカフミ君 えぇ、それはそうなんですけど、こうして具体的に人に宣言することで、リアリティーが増すんですよ。あ、この仕事は本当にやらないといけないものなんだな、と。

ヒロシ主任 あはは、それマサヨシ課長が言ったら怒るだろうね。「キミはやる気があるのかね?」とかって。

タカフミ君 でですね、とりあえず以前と比べたらだいぶ「できる自分」になれた気がするんですけど、よくよく考えてみると、人がいてくれるから仕方なくやる、という側面があるんです。つまり、僕自身は何ら変わってないな、と。

ノリオ課長 なるほど。

タカフミ君 やっぱり人に頼らなくてもできるようにならないと、これから後輩の指導に当たる上ではよくないかな、と思うわけですよ。

カホコさん あ! タカフミさんの口から初めて先輩らしい一言が!

タカフミ君 まぁね! って、やっぱりそういう目で見られてたんだ……。

ノリオ課長 要するに「弱い自分」を何とかしたい、ということかな?

タカフミ君 そうですね。根本的なところを何とかしたいんです。人がいるから仕方なくやる、というのではなくて、なんというか「タカフミがやってるからみんなもやる」くらいになりたいんですよね。

カホコさん キャー! タカフミさん、カッコいい! 今日はどうしちゃったんですか?

ノリオ課長 それはいいね。

ヒロシ主任 みんなを引っ張っていくわけだ。

タカフミ君 ええ。そうすれば僕自身もその波に乗れますから。ただ問題はどうしたらそういう自分になれるか、ということなんです。

ノリオ課長 ちょっと時間がかかるかもしれないけど、「あの人」のやり方が参考になると思うよ。

筆者:大橋悦夫

1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタリハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』、近著に『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』がある。


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