USBの普及に伴い、PC本体に搭載されるUSBポートの数は一昔前に比べて飛躍的に増加した。例えば、最近流行のEee PCをはじめとするミニノートPC(NetBook)にしても、比較的小さな本体サイズながらも、3つのUSBポートが標準となっている。
たくさんのUSBポートがあることで、USBハブを増設しなくて済むのはありがたい話だが、Bluetoothなどを使っている場合、むしろUSBポートが余ってしまっている、という人も多いのではなかろうか。
またPC以外の周辺機器、例えばNASなどにも、バックアップメディア接続用のUSBポートが搭載されていることが多い。しかし、こうした製品ではUSB機器を接続する機会がそれほど多くないことから、USBポートに大量のホコリが溜まってしまうことがある。
今回紹介するサンワサプライの「SL-46」は、USBポートをふさいでしまうための工具と、その部品から成るキットだ。製品パッケージの写真を見ればお分かりいただけるように、もともとはセキュリティの向上を目的とした製品だ。USBポートからの情報漏えい防止のため、USBポートそのものを物理的にふさいでしまおうというコンセプトの製品である。データをコピーするためにUSBメモリを挿入しようにも、物理的に差し込めなくなるというわけだ。
この製品を使えば、防塵目的でUSBポートをふさげる。プラスチック製のキャップとは異なり、装着した状態でもまったく出っ張りがないのは大きなメリットだ。
これから先もまず使わないと考えられるUSBポートは、こうした製品でポートごとふさいでしまうことで、本体へのホコリの侵入を防げるほか、機器によってはわずかながら駆動音を低減させる効果もある。セキュリティ目的以外にも利用価値のある製品だと言えそうだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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SL-46 | 4179円 | サンワサプライ |
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