1948年に発売した国産初のボールペン「セーラー・ボール・ポイント・ペン」が復刻――。セーラー万年筆から。
60年前、国産初のボールペンだった「セーラー・ボール・ポイント・ペン」が復刻――。11月10日にセーラー万年筆が発売した。価格は5250円。
セーラー万年筆によると、ボール・ポイント・ペンは発売後すぐに「万年筆の革命児」と新聞にもてはやされたという。「強い筆圧をかけてもびくともせず、縦横どんな方向でもスラスラ書ける」ことが評価されたのだ。
復刻版は、セーラー万年筆が保管していた「ボール・ポイント・ペン」を元に開発。資料などは現存しておらず、保管していたペンもインク切れで書けなかったため、「芯やインク部分は当時と異なる」が、形状はオリジナルに「限りなく近い」という。
インクは油性のブラック。ボール径は0.7ミリ。本体サイズは17×132ミリ(直径×全長)、重さは23.6グラム。
60年前の1948年には300円程度で発売していたというボール・ポイント・ペン。「相当な高級品だったが、すぐに完売した」。現在でも2〜3万円はする高級万年筆が当時1000円程度だったから、復刻版が5250円なのも妥当かもしれない。気になる人は文具店でチェックしてみよう。
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