リコーの「quanp」をWebブラウザで ファイル送信機能も追加

リコーは、オンラインストレージ「quanp」をWebブラウザから利用できる「quanp.net」の正式版を公開した。新たにファイルの送信機能を追加し、使いやすさも向上した。

» 2008年11月13日 14時00分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 リコーは11月13日、オンラインストレージquanp」をWebブラウザから利用できる「quanp.net」の正式版を公開した。対応ブラウザはInternet Explorer 6.0以降、Firefox 2.0以降、Safari 3.0以降。


 quanpは、無料で1Gバイトまで利用できるオンラインストレージサービス。最大10Gバイト(月額300円)、100Gバイト(月額980円)の有料プランも用意している。アップロードしたファイルは、「プレイス」と呼ばれるワークスペースごとに振り分けて共有したり、ウィジェットを利用してデスクトップでのスライドショー表示が可能だ。

 ファイルをアップロードするには、専用ソフト「quanp.on」をPCにインストールして使用するほか、Webブラウザで「quanp.net」にアクセスしてアップロードする方法がある。quanp.netはこれまではβ版での提供だったが、今回正式版として公開し、インタフェースと機能面を強化した。利用には無料のログインIDが必要。

 正式版では、新たにファイルの送信機能を追加。quanp IDを持っていない相手にも、アップロードしたファイルを送信できる。1度に送信できるファイル数は最大10個で、容量は全部で50Mバイトまで。メールを受信した人は、メール内のURLにアクセスしてファイルをダウンロードする。ファイルのダウンロード期限は7日間となっている。

 このほか、アップロードボタンの位置を画面右に配置して分かりやすくした点や、ファイルに付いたコメント数を表示するなど、インタフェースも使いやすさが向上した。

 リコーでは、「インターネットカフェや自宅PCからの利用などは、OSを問わず利用できるquanp.netを使うと便利。直感的に操作できて、リッチなインタフェースが特徴のquanp.onと使い分けてほしい」としている。

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