Lunascapeは、提供するWebブラウザの最新版「Lunascape 5.0 α3」を公開した。ツールバーのカスタマイズ性を向上し、ボタン配置を変更したり、複数ボタンのジョイントが可能になった。
Lunascapeは12月10日、提供するWebブラウザの最新版「Lunascape 5.0 α3」を公開した。ツールバーのカスタマイズ性を向上し、ボタン配置を変更したり、複数ボタンのジョイントが可能になった。搭載する描画エンジン「WebKit」もリビジョン38928に更新している。
Lunascape 5.0は、HTMLの描画エンジンとして、Internet Explorerなどに搭載されている「Trident」、Firefoxなどに搭載されている「Gecko」、SafariやGoogle Chromeに搭載されている「WebKit」の3つを搭載しているWebブラウザ。
Lunascapeによれば、Tridentで表示することを想定したWebページ数が最も多く、GeckoはJavaScriptの処理が、WebKitは画像などの描画が高速だという。ユーザーはタブのコンテキストメニューやステータスバーから描画エンジンを切り替えられ、特定のページを毎回同じエンジンで開くような設定もできる。
最新版のα3では、スキン機能を強化してツールバーのカスタマイズ性を向上。好みに応じて、ボタン配置を変更したり、複数ボタンのジョイントが可能になった。搭載するWebKitもリビジョン38928に更新し、Web標準への準拠度を測定するテスト「Acid3」では100点満点中97点を記録している。
このほか、これまではSafariなどのWebkit搭載ブラウザで利用できた、ページ要素の詳細を表示するユーティリティ「Web Inspector」を独自に日本語化した。また、iGoogleやLivedoorメールなどSSLページが開けないことがあった不具合を修正し、Firefox 3のブックマークインポート機能などにも対応した。
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