レーザープリンタ顧客満足度、カラーはNEC、モノクロはリコー、富士ゼロックスがトップ

J.D.パワー アジアパシフィック調査で、カラープリンタでは、NECが「商品」「販売対応」「保守サービス」ともに高評価。モノクロレーザーでは、リコーが「保守サービス」、富士ゼロックスが「販売対応」「商品」について高い評価を得た。

» 2008年12月11日 14時37分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 J.D.パワー アジアパシフィックは12月11日、オフィス向けのレーザープリンタ(専用機)についての顧客満足度調査結果を発表した。

 それによると、カラー機の満足度トップはNEC。今回の調査内容は大きく「商品」「販売対応」「保守サービス」の3要素に分かれるが3つの要素でともにトップ評価となった。

 オフィスでは、レーザープリンタ台数は頭打ちだが、カラー機への置き換えが進んでいる。カラー機ではリコー富士ゼロックスなどコピー機メーカー製品のシェアが高いという結果が出、「『印刷ニーズを理解した提案』『オフィスの印刷出力への包括的提案』など、文書出力に関連する提案がカラー機導入シェアの高いメーカーで他社より優れている」とJ.D.パワーは分析している。

J.D.パワーアジア・パシフィック2008年日本プリンタ顧客満足度調査より

 モノクロ機ではリコー富士ゼロックスが同率で1位となった。リコーは「保守サービス」が評価対象メーカー中トップ、富士ゼロックスは「販売対応」「商品」の評価が特に高かった。

 またモノクロ機ではキヤノン、エプソンのほか、富士通、NECといったシステムベンダーの製品を保有するオフィスが多かった。

J.D.パワーアジア・パシフィック2008年日本プリンタ顧客満足度調査より

 今回の調査は、全国の従業員30名以上の事務所におけるプリンタ管理責任者を対象に年1回行われているもの。9月から10月にかけて実施し、2627カ所の事務所から回答を得た。

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