出会いをチャンスに変える7ステップ【チュートリアル編】シゴトハッカーズ(2/4 ページ)

» 2008年12月12日 13時47分 公開
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

2.名刺交換に備えて

 名刺交換をするには言うまでもなく名刺が不可欠ですが、会社の名刺ではなく個人の名刺のほうがベターです。名刺をもらった相手が、その後にあなたとの関係を深めていこうとしたとき、名刺に書かれたアドレスが会社のものであった場合、あまり個人的な連絡を取るのははばかられるかもしれないからです。

 最近は、pocketerなどの個人用の名刺を手軽に作れるサービスがありますから、交流会用に1セット作っておくことをお勧めします。

 また、名刺交換をする際は、誰か知り合いを介してアプローチしたほうが相手が警戒せずにすみます。筆者は、以前とあるパーティーで某有名著者に“直撃”したことがあったのですが、その相手は明らかにけげんな表情で(「あなたは誰ですか?」といわんばかり)、当然その後の話がかみ合わずに玉砕したことがあります。著名な人でなくても、いきなり見ず知らずの人に名刺交換を求められれば多少なりとも警戒するものですから、できれば共通の知り合いを介してコンタクトを取ったほうが、その後の会話もスムーズに運びます。

 特に主催者に誘われて出席したパーティーの場合、その主催者以外に知り合いのいない状態であれば、まずはその主催者に誰か(仮にAさんとします)を紹介してもらうようにします。その後は、Aさんをつてにして、Aさんの知り合いを紹介してもらうようにします。このようにして、人づてを切らずに徐々に増やしていくことで、玉砕は避けられるでしょう。

3.第一印象に二度目はない

 名刺交換はお互いに初対面同士ですから、第一印象も交換しあうことになります。当然ですが、第一印象には「二度目」はありませんから、そこで「あれ?」と思われてしまうと挽回(ばんかい)が難しくなります。この点については相性の問題もあるため、ある程度は確率論なのですが、対策としては、場数を踏むことと、先ほど書いたように誰か共通の知り合いを介在させることです。

 「ちょっとヘンな人だな」と思われても、知り合いの紹介であれば、それほど悪く取る人はいないでしょう。

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