「できるのは1つだけ。文字を打つこと、それだけ」という割り切った機能が特徴のポメラ。だが、使いようによっては文字を入力するだけでなく、アイデア出しにも利用できるのだ。
5月12日に新色が発表されたキングジムの「ポメラ」。発表会場では「できるのは1つだけ。文字を打つこと、それだけ」という割り切った発言も飛び出したが、使いようによっては文字を入力するだけでなく、アイデア出しにも利用できるのだ。
誠 Biz.IDでアイデアを出すスペシャリストといえば、「アイデア創発の素振り」の石井力重さん。実は自他共に認める“ポメラニアン”でもある。その石井さんにポメラを使ったアイデア出しの方法を教えてもらった。
技法でいうとロシア発の「TRIZ」(トゥリーズ)を元にした「智恵カード」。「分けよ」「離せ」「逆にせよ」といった40のヒントを元に発想を広げる手法だ。
40個のヒントを単純にリストとしてテキストデータにして見てるだけでも便利だが、ポメラで使うときのポイントは[F5]キーである。ポメラでは[F5]キーを押すと、「★付箋文★」という文字列までジャンプする。ヒントごとに★付箋文★を付けておけば、[F5]キーを押すだけで次々とヒントにぶつかれる――というわけだ。
次のページでサンプルとなる石井さん作のリストを公開しよう。内容をコピー&ペーストしてポメラで利用してみてほしい。なお、文字サイズは最大の48×48ドットに最適化してある。ヒントで何かを思いついたら、ヒントの枠の下の空いている行に書き込むようにしよう。10秒以上眺めて何も思いつかなかったら[F5]キーを押して次のヒントに行くように。
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