SaaS版は3つの“イージー”――Movable Type EZ

インストール、バージョンアップ、データバックアップをGMO-HSが提供するマネージドタイプのMovable Typeが登場した。

[岡田大助，Business Media 誠]

　シックス・アパートは4月6日、Movable Type 5（MT 5）をSaaS形式で提供する「Movable Type EZ（MT EZ）」を発表した。販売は、GMOホスティング＆セキュリティが行う。

　MT EZでは、3つの“イージー”が提供される。契約すると最新のMT 5がインストールされた環境が提供される「EZ Start」。アクセスログや大量の画像ファイルなどをアップロードを簡単にするためのSFTP転送ほか、MT 5のすべての機能が提供される「EZ Use」。MT 5のアップデートやセキュリティパッチ適用、データのバックアップ、24時間サーバ死活監視（MT EZサーバが稼働しているかどうかを、ほかのサーバから信号を送って確認するサービス）を一元的に提供する「EZ Maintenance」。このほか、オプションサービスとして、SSL認証サービスや独自ドメイン取得サービスも提供される。

　利用料金は、5ユーザー版が初年度7万3500円、無制限ユーザー版が14万7000円で1年単位の契約となる。なお、次年度以降は、それぞれ3万7800円、6万3000円。提供される標準ディスク容量は、5ユーザー版が5Gバイト、無制限ユーザー版が10Gバイト、月間転送量は10Gバイトまで。

　シックス・アパートでは、「MT EZの提供を皮切りに、SaaSメニューの拡充とクラウド・サービスの提供にも取り組んでいく」とコメントしている。

Movable Type EZ