日本では5月末に発売されたiPad。まだそれほど普及はしていないようだが、購入する予定はないという人に理由を聞くと、「今持っている機器で事足りるから」「価格が高いから」といった声が挙がった。ネットエイジア調べ。
日本では5月末に発売されたiPad。一時の熱狂もおさまってきたが、現在どのように評価されているのだろうか。
ネットエイジアの調査によると、iPadの認知度を調べたところ、「どういうものか詳しく知っている」が47.0%、「名前を聞いたことがある程度」が51.9%、「まったく知らない」が1.1%とほとんどの人に浸透しているようだ。
詳しく知っていると答えた人に「あなたが初めてiPadを知ったのは、どのような情報からですか?」と尋ねると、最も多かったのは「テレビのニュース」で42.6%。以下、「PCのニュース」が17.9%、「PC・IT関連の雑誌の記事・広告」が11.8%、「テレビのニュース以外の番組」が6.2%、「友人・家族との会話/口コミ」が5.2%で続いた。男女別に見ると、「テレビのニュース」は男性(36.1%)より女性(51.1%)の割合が高く、「PCのニュース」は女性(10.6%)より男性(23.5%)の割合が高かった。
しかし、認知度は高いものの、実際にiPadを持っているのは詳しく知っている人の4.5%に過ぎなかった。持っていない人でも、「購入する予定」の人は17.4%にとどまっている。
購入する予定はないとした人に理由を聞くと、トップは「今持っている機器で事足りるから」で59.3%。以下、「価格が高いから」が34.4%、「Wi-Fi+3Gモデルは別途回線申し込みが必要だから」が19.2%、「本体が重そうだから」が18.6%、「バッテリーの持ちが悪そうだから」が12.2%で続いた。
年代別に見ると、「価格が高いから」の割合は下の年代ほど高くなっている(50代27.6%、40代29.9%、30代36.4%、20代45.0%)。ネットエイジアでは「若いビジネスパーソンにとってiPadは決して安くない買い物である、ということが分かった」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は20〜59歳の男女有職者2188人(男性1092人、女性1096人)。調査期間は7月14日から21日。
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