この冬、携帯電話を新しく買いました。今まではauのExilimケータイとiPhone 3Gを2台持ちしていたのですが、仕事用と私用を1台にまとめようと思い、メイン回線のiPhone 3Gを解約してNTTドコモへMNP(番号ポータビリティ)することに。
事前にソフトバンクでMNPの予約番号を取っておいてから、ドコモのカウンターへ。ドコモの説明員は「え、iPhone解約するんですか」とちょっと驚いていたようでした。その後私を見る目に「このお姉ちゃん、iPhoneを使いこなせなかったんだろうなあ、きっと」という哀れみが浮かんでいたように見えたのは、私の被害妄想でしょうか……。
翌日出社して「iPhoneやめました」と話したら、ものすごく驚かれました。アイティメディアはiPhoneユーザー率がものすごく高いのです。「どうして? どうして?」といろいろな人に聞かれて苦笑。確かに、iPhoneからiPhone 3GSへ買い換えたという話を聞くことは多くても、iPhoneをやめた人はあまり見かけませんものね。
iPhone 3Gは私がこれまでに使ったことのあるPDAやスマートフォンと比較しても優れた操作性でした。以前ほかのスマートフォンで脱落した経験がある人も、iPhoneなら使えるでしょう。それは自分でも使ってみて実感しています。
しかしこのiPhone 3Gは、もともと今年の1月にドコモ端末からMNPしたもの。つまり私は1年間で、ドコモとソフトバンクの間で2回MNPしたことになります。2回分のMNP手数料を払ってもなお、私がiPhoneをやめようと思った理由とは? 携帯電話を買い換えて約1カ月経った今、改めてそれを考えてみます。
このコラムはもともと、12月初めにBusiness Media 誠編集部が発行しているメールマガジン「ビジネス通信 誠」の読者向けに書いたものです。
記事化にあたっては、メールマガジンの内容を受けて書かれた松尾公也氏のブログ「CloseBox and OpenPod:『iPhoneやめました』でちょっと考えた」を踏まえ、加筆・再構成しています。
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