コラム
» 2009年12月24日 20時30分 公開

iPhoneやめました(3/5 ページ)

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

おサイフケータイはどうするの?

 3つめの理由は「iPhoneではおサイフケータイを使えない」です。これはiPhone 3Gの発売前から言われていたことですし、またこの話をすると必ず「カードが入れられるケースを買って、オートチャージ対応のSuicaを入れればいいじゃないか」と反論される(参照記事)のですが、おサイフケータイのヘビーユーザーにとっては「それは解決策になっていない」のです。

 おサイフケータイのライトユーザーにとって、おサイフケータイとは「携帯でお金が払える」「携帯で電車に乗れる」だけのサービスだと思います。確かにその使い方なら、オートチャージ対応のカードを携帯に貼り付けておけば事足りるでしょう。

 しかし、カードタイプのFeliCaと、おサイフケータイのFeliCaの最大の違いとは「通信手段があること」「液晶画面があること」「ユーザーが操作できること」「複数のアプリをインストールして使い分けられること」にあります。

 おサイフケータイを使い続けると気付きますが、残金が足りなくなる前に登録しておいたクレジットカードからチャージをしたり、サーバに問い合わせて自分のポイントやマイルを確認できるのは、携帯には通信手段と画面があり、ユーザーが自分で操作できるから。これに慣れてしまうと、カードにはなかなか戻れません。また最近のコンビニでは複数の電子マネーサービスに対応していることもあり、ユーザーが能動的に使いたい電子マネーを使い分ける必要がでてきています。複数のアプリをおサイフケータイにインストールできるからこそ、目的によって必要なサービスを使い分けられるのです。

 FeliCaを使ったサービスは、電子マネー系以外にも新しいモノがいろいろ登場しています。例えば、店舗のレジ横にあるリーダー/ライターにかざすとお得なクーポンがもらえたり(参照記事)会員証アプリをインストールしておけば安く飲食店を利用できたり(参照記事)といったサービスは、カードではできないことです。FeliCaを使った複数のサービスを使い分けたいと思う私にとって、「おサイフケータイをやめる」という選択はありえなかった。これも大きな理由でした。

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