コラム
» 2009年12月24日 20時30分 公開

iPhoneやめました(4/5 ページ)

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

Flashサイトが見られないとどう困る?

 もう1つ、iPhoneをやめたあとに気がついたポイントがあります。

 iPhoneにはWebブラウザの「Safari」が搭載されているため「携帯用のWebサイトをわざわざ見なくても、好きなだけPC用サイトを見ればいい」というのは、以前からよく言われていたことでした。

 しかし、iPhoneのSafariは万能ではありません。Flashに対応していないため、実は「閲覧できないサイト」がいろいろあるのです。トップページをFlashにしているPC用サイトはたくさんありますし、さらに困るのが携帯用サイト。

 携帯電話は画面の解像度がまちまちなこともあり、携帯用サイトでFlashを多用しているコンテンツはたくさんあります。最近だと、mixiやGREE、モバゲーなどSNSが提供している携帯向けアプリ(ゲームが中心)はほぼすべてFlashです。そのためこれらの携帯向けゲームは、iPhoneで遊ぶことはできません。

 mixiを例に挙げると、最近の傾向として、これまでの中心だった日記やコミュニティベースのやりとりではなく、携帯向けゲームアプリやmixiボイス(mixiが提供するTwitterに似たサービス)といった機能によるコミュニケーションが増えている流れがあります。「サンシャイン牧場」や「まちつく!」といった人気ゲームには、プレーヤー同士でメッセージをやりとりする機能があり、ゲームを軸にしたマイミク同士の交流が活発になっています。また、メッセージを書けないゲームの連絡事項や攻略法などをmixiボイスに書き込むパターンも増えています。

Twitterとmixiボイスのタイムラインを同時に表示するアプリ「Echo」。mixi閲覧アプリは複数あるが、いずれもmixiボイスに対応していないため、iPhoneユーザーがmixiボイスを見るにはこのツールを使うしかない

 iPhoneユーザーがmixiを閲覧する場合、多くの人はSafariではなく専用のアプリケーションを使います。mixiを閲覧するためのiPhone向けアプリは複数ありますが、いずれもmixiボイスに対応していないため(12月24日現在。mixiボイスを読むiPhone用クライアントについては右図参照)、従来通り日記やコミュニティを中心にmixiにアクセスするiPhoneユーザーは、mixiアプリやmixiボイスでの盛り上がりが見えない、気付かない、ということが起きています。

 mixiアプリやmixiボイスによる交流は、(1)短いメッセージのやりとりで、しかも(2)リアルタイム性が高い(話題に乗り遅れると面白みが半減する)という点でTwitterに似ています。iPhoneでTwitterにハマっている人は、その感覚に近いと考えると理解できると思います。

 私の身の回りを見ていると、携帯ユーザーはmixiアプリやmixiボイスで濃いネットワークを作り、逆にiPhoneユーザーはTwitterにのめり込む、という傾向があるようです。SNSのゲームはやらないし、そこでできる人間関係にも興味はない、という人は問題ないですが、携帯電話でないとアクセスできないコンテンツが面白い、そこでの人間関係が大切、という人には、iPhoneはおすすめしにくいものがあります。

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