PDFのお節介を防ぐ7つの方法3分LifeHacking(2/3 ページ)

» 2010年12月14日 10時00分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

その3:Adobe Readerの自動アップデートを止めたい

 ソフトウェアのアップデートはセキュリティの観点からも必須ではあるが、PC起動直後に始まるとあまりにも間が悪く、イライラするのではないだろうか。特に急いで作業をしなくてはいけない時にアップデートを自動的にインストールし、場合によってはPCを再起動せざるを得ない時は、イライラも最高潮だ。

環境設定の「アップデート」で「アップデートを自動的にダウンロードするが、インストールするときは指定する」が選択されているか確認しよう。完全にオフにするのはNGだ

 Adobe Readerのデフォルトの設定では「アップデートを自動的にダウンロードするが、インストールするときは指定する」という項目が選択済みになっている。このままであればいきなりインストールされることはないのだが、なにかの拍子にこれが「自動的にアップデートをインストールする」に書き換わっていると、先ほどのような事態に遭遇する。

 なので、環境設定の「アップデート」にて「アップデートを自動的にダウンロードするが、インストールするときは指定する」という項目を選択しているかを確認しておこう。

 なお、アップデートを一切行わないという選択肢もある。こちらはAdobe Readerを組み込んだ法人向けソリューションなどを利用している場合、Adobe Readerのアップデートにソリューションの対応が間に合わないケースなどにおいて便利だ(例えば、Adobe Reader 9では利用できたが、Adobe Reader Xでは利用できない場合を回避できるなど)。というような事情がない場合、セキュリティの観点から一般的には、アップデートを一切行わない設定は避けたほうがいいだろう。

その4:表示設定が自動的に元に戻ってしまわないようにしたい

 例えば自炊した本のデータを見開きで閲覧したい場合は「表示」−「ページの表示」で「見開き表示」を選択すればAdobe Reader上で本のような見開き表示が可能になるが、ファイルを閉じて次に開くと、自動的に元の「連続ページ」という設定に戻ってしまう。かといって環境設定の画面を開いて「見開き表示」に変更してしまうと、こんどはどんなファイルを開いても見開き表示になってしまい、不便きわまりない。

 このような場合は、環境設定の「文書」から開き方の設定で「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」にチェックを入れておこう。すると前回と同じ文書を開いた時のみ、前回の表示設定を自動的に適用するようになる。さまざまな種類のPDFファイルを閲覧する場合は、基本となる表示設定をデフォルトとし、そうでない表示設定はこの項目にチェックを入れてその都度復元されるようにするとよい。


見開き設定にしたデータをいったん閉じて、また開くと、元の表示設定に戻ってしまっている

環境設定の「文書」から開き方の設定で「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」にチェックを入れると、再び同じ文書を開いた際、閉じる前の表示設定を復元するようになる

その5:PC起動時に「Speed Launcher」が自動的に立ち上がるのを止めたい

 WindowsにAdobe Readerをインストールすると、スタートアップフォルダの中に「Speed Launcher」というショートカットを表示するようになる。これはAdobe Readerの起動時間を短縮するためのプログラムなのだが、ふだんあまりAdobe Readerを使わない人にとってはまさにお節介でしかない。

 Speed Launcherの自動起動を止めたければ、単純にスタートアップフォルダからこれらのショートカットを削除してしまえばよい。削除したところで体感的にほとんど変わらない場合も少なくないので、試してみるとよいだろう。あとで戻す可能性があるのであれば、ドラッグしてデスクトップ上にどけておこう。

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