普通の方法では選択できない文字列をコピーしたり、コピペの効率を上げるのに役立つソフトやTipsをまとめて紹介する。ソフトやサービスの操作手順を誰かに説明する場合や、エラーの内容を書き留めてヘルプを求める場合に便利だ。
文字列をコピーしたいが、普通にドラッグしても選択できない場合がある。例えばソフトのダイアログボックスだったり、ツールチップのテキストだったり、あるいは完全に画像化してしまっている場合だ。文字数が少なければ手作業で入力し直せばよいが、細かい言い回しを書き間違える危険もあるし、長文だとなお厄介。抽出して再利用できるのならそれに越したことはない。
今回は、こうしたテキストのコピペにまつわる便利ソフトやTipsを集めてみた。ソフトやサービスの操作手順を誰かに説明する場合や、エラーの内容を書き留めてヘルプを求める場合に、なるべく作業の手数を減らす方法として活用してみてほしい。なお、ソフトを利用するTipsのほとんどはWindows限定であることを了承してほしい。
PCの不具合について誰かにヘルプを求めるには、エラーダイアログの内容を書き出して知らせるのが一番だ。エラーのダイアログは文字列が選択できないように見えて、実はCtrl+Cでコピーができてしまう。うまくいかなかった場合のみ、後述の「ダイアログボックスの文字列をコピーする」で対応するとよい。
アイコンなどにマウスポインタを重ねるとポップアップで表示される説明書き、いわゆる「ツールチップ」の内容をコピーしたければ「GetTipTx」を用いるとよい。ソフトを起動してから20秒以内に表示させたツールチップの内容を、クリップボードに自動的にコピーする。
メニュー画面やダイアログボックスなど、通常ではコピーできないエリアの文字列を取得したければ、「ポイント位置の文字列取得」がお薦めだ。ソフトを開始させた後、該当エリアにポインタを当てて文字列が取り込まれたのを確認したらEscキーを押すという若干特殊な操作方法だが、他の方法では取り込みにくいテキストも難なくコピーできる。汎用性も高く、さきに紹介したエラーメッセージやツールチップのコピーがうまくいかなければ、こちらの方法で対応できる場合も多い。
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