「ツマラナイ作業」を「ツマル作業」にするには?明日の私を強くするビジネス元気ワード(1/2 ページ)

いまの仕事がつまらない――。そんな人は「ではどんな仕事だったら、楽しめそうか」を明確にし、その仕事が自分の理想にどのように関わっているかまで考えるのがオススメです。

» 2013年05月29日 14時00分 公開
[岩淺こまき,Business Media 誠]
誠ブログ

 この記事では、某企業の若手社員「私」の“困った”“悩んだ”を例に挙げ、仕事や物事がより円滑に進むようなコミュニケーションのヒントを紹介します。

 以下、私を自分に置き換えてもよし。私にアドバイスをするつもりで読んでもよし。「ちょっと試してみようか」と思って頂ければうれしいです。

 私は現職の人材教育コンサルタント会社で入社3年目の女性社員。学生時代は女子ラクロス部の主将で、基本的には前向きな性格です。仕事にも慣れ自信も付いてきたころですが、先日希望と違う部署に異動になりました。私はややヒューマンスキルが未熟なこともあり、自分とうまく向き合えず、周囲や仕事とうまくかみ合わず、少々悩み気味です。

どんな仕事だったら、楽しめそうなの?

 この間先輩から「偶発性理論」というヒントをもらってから、私は考えています。

 「どうしたら興味の持てない業務を楽しめるか」

 先輩が言っていたように、その時々の状況や仕事へ取り組んだ積み重ねでキャリアが作られるなら、取りあえず今の業務でもう少しだけ「目に見える行動やアウトプット」を意識してみようと思ったのです。そして、せっかくやるのなら楽しみたい。

 ということで、部署で一番楽しそうに業務に取り組んでいる、3つ年上の柿山さんに質問することにしました。柿山さんは休憩中で、タイミングのよいことにリフレッシュルームに1人でいました。

 柿山さんはどうしてそんなに楽しそうなんですか?

 私たちの部署はどのような企業にも必ずあるであろう「お客様総合窓口」。顧客からのあらゆる問い合わせに、電話やメールで対応します。

柿山さん あなたは、楽しくないの?

 まあ。

 そんな風に普通な顔で反応されると、楽しくない自分が悪いみたい……。

 でも、なんとか今の仕事に楽しみを見つけたいと思っているんです。だからいつも楽しそうな柿山さんに楽しめる秘訣を教えてほしくて、声をかけたんです。だから教えてください!

 私の訴えを聞いた柿山さんは、少し考えた後、私にこう聞いてきました。

柿山さん 私の秘訣というより、あなたはどんな仕事だったら、楽しめそうなの?うちの部署以外に「異動願い」を出したって言っていたよね。

 はい。本当はXXを企画する部署に行きたいと思っていました。自分のアイデアを取り入れたものが形になったら、楽しいと思ったんです。クリエイティブなことがしたいと、今も考えています。

柿山さん ふーん、企画かあ。確かに、自分のアイデアが形になるのは楽しいだろうね。

 柿山さんは、私の言い分に納得してくれたようです。

柿山さん とこでさ、もう1つ教えてほしいんだけど

 はい

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