ソニーは、1台でWi-Fi対応ストレージやUSBポータブル電源として使えるポータブルワイヤレスサーバに、ワンタッチ接続やタブレット給電、ホームネットワークなどに対応した「WG-C20」をラインアップした。
ソニーは9月30日、薄型フラットタイプのモバイルストレージサーバ「WG-C20」を発売した。価格はオープンだが、実勢価格は1万円前後になる見込み。コンテンツ保護技術「SeeQVault(シーキューボルト)」に対応しており、HD画質の録画番組をワイヤレスで転送、スマートフォンなどから視聴できる。
「WG-C20」は、モバイル機器とWi-Fi接続すると、本体に挿入したSDカード内の写真や動画、音楽、資料などを再生したり、モバイル機器へ保存したりできるもの。モバイル機器からSDカードへのデータ転送ができるので、Wi-Fiに対応したストレージとしても使用できる。USBポータブル電源にも使えるので、外出先でスマートフォンの電源がなくなった場合などにも便利だ。
さらに「WG-C20」は、近距離無線通信技術「NFC」にも対応している。NFC搭載の端末であれば、ワンタッチでWi-Fi接続ができる。電池容量は、3000mAh。最大1.5AのUSB出力が可能だ。またDLNA(家庭内のLAN環境を通じて各種AV機器を接続できる規格)にも対応しているので、ホームネットワーク内のDLNAクライアント機器からWG-C20に挿入したSDカードやUSBメモリ内の写真や動画、音楽などを再生できる。
加えて、「アクセスコントロール機能」を搭載したことで、複数機器からの同時アクセス時に共有するフォルダを指定できるようになった。ビジネスの場で資料を閲覧する場合などに使える。
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