2014年版のアップデートは、やはりショットノートとの連携が大きなポイントだった。ショットノートは、ノートの四隅にあるマークをアプリで認識することで、撮影した手書きメモを自動補正して画像データ化する。
よって、例えば会議中のメモをショットノートに記録し、それをアプリで撮影。会議の予定欄に画像データを紐付けて記録するといった使い方ができる。その他、予定欄にはテキストも記録できるので、「会議」という1つの予定欄の中に議事録と手書きメモの画像データを一緒に記録しておけるのだ。Googleカレンダーは検索性に優れているので、「あの会議で書いたメモ、なんだったっけ」と思った際に議事録にありそうなキーワードや日付で検索すれば、すぐにメモを見返せる。
例えば先日の編集会議で、ある特集ページの改修について話し合った。そこで大まかな構成案を付せんに書いたメンバーがいたのだが、それを後からショットノートの上に載せて撮影し、議事録と一緒に記録した。これでもし付せんをなくしてしまっても後から見返すことができる。
なお、アプリには反映されないが、PCから入力する際にはPDFファイルも予定と紐づけられるので、筆者は記者発表会でもらった紙資料を会社でPDF化して予定に紐付けている。今後のアップデートでアプリからもPDFを見られるようになれば(かつ、OCR化してテキスト検索できれば)より便利になるだろう。現時点で要望を挙げるとすればその点だけだが、開発元の講談社に聞いたところ、こちらは公開中のAPIが制限されている関係で、現時点では技術的に難しいようだ。将来的には、そうした方向性も検討していきたいとしている。
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