コラム
» 2014年09月25日 11時00分 公開

頭ではなく体で覚えるんだ――あの『7つの習慣』を公式セミナーで実践 (2/3)

[松崎純一,Business Media 誠]

7つの習慣が身につく5つのポイント

 3日間のセミナーで学んだことを、5つのポイントに絞って紹介します。

  1. 本を読んでなくても理解できるオリジナルテキスト・映像
  2. 何種類ものワークを通して知識が体に染みこむ
  3. 「学ぶために教える」を実際に体験できる
  4. 「で、結局何をすればいいの?」が分かる
  5. 継続した実践をサポートしてくれる仕掛けが嬉しい

1. 本を読んでなくても理解できるオリジナルテキスト・映像

 本書を手に取ったことがある人なら、あれだけ分厚い内容をどうやって3日に収めるのか――と不思議に思うかもしれません。その秘けつは作り込まれたテキストと映像にあります。

 セミナーでは、図解が多く、初心者や書籍を読んでいない人でも理解しやすいよう工夫されたオリジナルテキストが配布されます。このテキストをベースに1つのテーマについて学んだあとには、インタビューや事例紹介の映像が流れ、セミナーの内容を補完してくれます。

 映像は、7つの習慣の著者であるフランクリン・コヴィー氏が存命中に行ったセミナーの様子や、「第6の習慣:シナジーを創り出す」を効果的に実践している世界的に有名な音楽学校へのインタビュー、7つの習慣の実践で人がどう変わるかをイメージした再現映像などがありました。

2. 何種類ものワークを通して知識が体に染みこむ

 このセミナーは徹底的に「実践」と「定着」にフォーカスを当てており、その核となっているのが“ワーク”です。

 一般的なセミナーといえば講義8割、ワークが2割。しかし同セミナーはワークが多めの構成になっています。しかも用意されたその種類も豊富です。

 このワークがセミナーの中で大きな効果を発揮。同セミナー専用に作られたカードなどを駆使しながら、頭で学んだ内容を体を使って練習していきます。実践的な状況の中で練習できるので、セミナー中も内容が「自分ごと」として考えられ、セミナー後も何をしていけば良いのかが身につきます。

 このワークを通していくつもの新しい発見に出会えました。個人的に印象に残ったのは「第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される」と「第6の習慣:シナジーを創り出す」のセッション。どちらも自分以外の人の協力が必要なため、今まで実践的に学ぶという機会を持てずにいました。

 例えば、「シナジー」は「メンバーとの違いを認め、総和以上の相乗効果を生み出す」というものですが、言葉で聞いたことがあっても、相手がいなければ練習もできないので、実際にシナジーを起こすプロセスを体験する機会はありませんでした。

 一番印象に残っているのは、ペアになって相手の本心を引き出す質問のやりかたをロールプレイしたワークでした。相手の意見を一方的に解釈したり評価したりせず、純粋に傾聴するためにどんな質問を投げかけるべきかを練習するものです。ワークを通じて体で覚えていくことで「書籍に書いてあったのは、こういうことなのか!」と目からうろこが落ちるような感覚を得られました。こうしたワークの繰り返しで、“頭で分かっていた”7つの習慣が、“体にしみこんでいく”のです。

3. 「学ぶために教える」を実際に体験できる

 同セミナーでは各セクションごとに学んだことを共有する時間が設けられます。講師から意見を求められるワークもあれば、学んだことや感じたことをチームで紙にまとめて発表するワークもあります。これは7つの習慣でも言及されている「学ぶために教える」という考え方が反映されたものです。

 講師の話を聞いたり、テキストを読んだり、映像を見たりすれば7つの習慣の内容を頭で理解することはできるでしょう。しかし理解した内容をもっと深く自分の中に取り入れためには学んだことを人に教えるのが効果的です。

 参加者同士で「学ぶために教える」を繰り返し実践することで、学習効率が最大化されるのです。

4. 「で、結局何をすればいいの?」が分かる

 7つの習慣は名著ですが「結局何をすれば良いか分からない」という状態になってしまうこともしばしば。例えば第5の習慣に「まず理解に徹し、そして理解される」というものがありますが、その重要性を理解できても、実際のところどうすれば相手を理解できるのか、どうすれば相手に理解されたと感じてもらえるのかが分からず、途方にくれてしまう人もいるでしょう。私がそうでした。

 それがこのセミナーに参加することで、今日から何を実践すれば良いかがはっきり分かるようになるのです。「7つの習慣が素晴らしいのは分かったけど、明日から私は何をすればいいのか?」といった疑問への答えが明確になります。

 しかも「すべきこと」は決して難しいものではなく、それらを1つ1つ順番に身につけていけば、着実に7つの習慣をものにできるように設計されています。

 セミナーが終わった後は、すべきことがはっきり分かったため「早く実践したい」という思いが強くなりました。

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