頭ではなく体で覚えるんだ――あの『7つの習慣』を公式セミナーで実践(3/3 ページ)

» 2014年09月25日 11時00分 公開
[松崎純一,Business Media 誠]
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5. 継続した実践をサポート

 参加者だけが使用できるiPhoneアプリ

 セミナーのもう1つの重要な要素が「定着」です。セミナーの後も継続して実践することで、7つの習慣が確実に身につくよう配慮されています。

 参加者に配布される資料にはメインテキストのほかにもカードや手帳のようなさまざまな道具が配布されます。

 例えば、「7×7コントラクト」というものがあります。これは7日間×7週間=49日間かけて7つの習慣を修得するプログラム。「週間計画をつくる」とか「目標達成の障害になりそうなことと、その障害を乗り越える方法を、誰かとブレインストーミングしましょう」といった、7つの習慣にのっとったお題を毎日順番に出すものです。

 また、セミナーの参加者だけが使えるiPhoneアプリも配布されます。画像はこのiPhoneアプリの機能の1つ「7つの習慣の要約」を表示したところ。ほかにもこのアプリでは、ミッション・ステートメントの作成を手助けしてくれるプログラムや、7つの習慣の書籍にある一節を毎日リマインドしてくれる機能、前述の「7×7コントラクト」のアプリ版など、さまざまな機能を備えています。

 受講して終わりではなく、7つの習慣を定着させる仕組みが整っているのもこのセミナーの特徴でしょう。

7つの習慣を本当に実践したい人向け

 7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0の根幹には「効率ではなく、効果を高める」という考えがあります。これは「少しでも速く歩こうとする」のではなく「正しい道のりを歩く」ことを重視しているということ。

 日常の生活では、効果を高めることについてじっくり学べる機会はほとんどありません。セミナーを受けている最中はずっと「そうか、そういうことか!」と膝をたたくことしきり。7つの習慣はよく読み込んでいる本なので自分にとってこのセミナーは復習程度と考えていましたが、良い意味で裏切られました。

 内容を頭で「知る」のと生活の中で「実践」できるようになることは全く違います。そして「知る」だけでは本当に正しい答えにたどりつくのは難しいのです。同セミナーは、いうなれば体を使って7つの習慣を本当に実践できるようになるためのもの。受講してみると7つの習慣でいうところのパラダイムシフト、つまり「ものの見方がすっかり変わった」という体験を得られます。

 7つの習慣を読んで内容は分かったけど実際に何から始めればいいか分からない、もっと自分の生活の中で生かし、定着させたいという人にはオススメのセミナーです。

 また、本を読んでいなくても「名前は聞いたことある」「これから読もうと思ってた」「本は知らないけど、効果的な生活をつくる方法を知りたい」という人にも実りのある内容になっています。興味はあるけれど、まだ書籍を読んでいないという人や、書籍を読む時間がなかなかとれないという人は、「セミナーを受けてから本を読む」という流れで7つの習慣の世界に入っていくのも1つの方法です。

著者プロフィール:松崎純一

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 システムエンジニアとして6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を軸に各種メディアで執筆活動をするとともに、セミナーの講師も行っている。文体と講演スタイルは独特で、それが好評を博している。

 小学生の頃からの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスをブログを通じて公開することで、仕事と遊びを一致させるための知識と技を伝えている。


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