あなたの話の9割は相手に伝わっていません

一般的に、あの人は「頭のいい人だ」というのは、かなりの部分はイメージである。物事の2面性を生かしてどんな場合でも反対意見を出す工夫をすることで、思慮深く知的な人に思われるようになる。

人とのコミュニケーションにおいては「何をどのように話すか」ということに加え、「真剣に考えている人」を演出するためのジェスチャーを、効果的に“見せる”のが効果的だ。言葉よりも、表情やボディランゲージのほうが圧倒的に伝わることも多いのだ。

何かを決めなければいけないとき、即決するとたいていは失敗する。大事な場面で後悔しないために、また相手に“考え抜いたうえで決断した”と思われるためにも、「考えさせてください」と言おう。

あなたは何かを誰かに頼むとき、断られず、快く引き受けてもらえる話し方をしているだろうか？　理由はハッキリしなくても「なせなら」が付くと、人は納得しやすい傾向がある。私たちは、どのような行動にも「なぜ？」という理由を無意識に求めているのだ。

ビジネスにおいて、相手の心に残る話し方をするのは重要だ。便利なのが、話の中に具体的な数字を入れることである。説得力が増す話し方として、押さえておきたいポイントだ。

じっくり考えることが当然の質問に対して即答してしまうと、適当に答えている、あるいはまじめに考えていないように見えてしまう。少なくとも、「考えているフリ」はしたほうがいい。今回は、考えているように見えて「頭がいい」とまで思わせる方法を紹介する。

実際に話すときは堂々と発言するのが理想的だが、それはなかなか難しい。まずは好印象を与えて、聞く耳を持ってもらうことからはじめたい。そのためのステップを紹介しよう。

ビジネスでもプライベートでも話し方1つで印象は変わり、その後の人間関係や出世をも左右することもある。誰からも信頼されて仕事を任され、親われて尊敬される。話し方次第で、充実した人生が手に入るのだ。

極度のあがり症とまではいかなくとも、多くの人はいざというときはプレッシャーを感じて緊張するものである。普段の実力を出すにはその感情をコントロールすることが欠かせない。どんなことに気をつけたらいいか、まずはそこから見ていこう。