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琵琶湖のヨシで作った“エコ筆ペン” コクヨから:仕事耕具
コクヨ工業滋賀は、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用した製品「ReEDEN(リエデン)」シリーズに「ヨシ筆ペン」を追加する。
コクヨ工業滋賀は、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用し、環境に配慮した製品「ReEDEN(リエデン)」シリーズに「ヨシ筆ペン」を追加する。6月29日発売で、価格は6300円。
滋賀県では1992年に「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」(ヨシ群落保全条例)を制定し、ヨシ群落を「守る」「育てる」「活用する」活動を支援。しかし、よしずやよしぶき屋根の需要が衰退したことなどが原因で、ヨシの活用は十分とはいえないという。
そこでコクヨ工業滋賀では、ノート、メモ、コピー用紙など、ヨシを使用した紙製品を製造。ヨシの活用を促進し、琵琶湖の環境保護意識を幅広く広めることに貢献する「ReEDEN」シリーズとして販売している。
今回の製品は、ReEDENシリーズの第3弾として発売した「ヨシ特撰手紙セット」の中から、「筆ペンのみを販売してほしい」というユーザーの声に応えたもの。軸の素材に天然ヨシを使用しており、職人が1本ずつ手作りしているという。
本体は桐箱入りで、スペアインク1本を同梱する。サイズは177×14ミリ(長さ×軸径)。別売りで3本入りのスペアインク(210円)と専用替え穂(1050円)も販売する。
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琵琶湖では湖水の汚濁に合わせるようにヨシ群落が減った。1950年代後半には260ヘクタールあったヨシ群落は、現在130ヘクタールにまで減らしている。
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