人気ナンバーワンの野菜を使った「おでかけ用サンドイッチ」:迷わずはさめよ、はさめば分かるさ!
今回は、ヘルシーで人気の高いあの野菜を使ったサンドイッチを作ることにしました。ポイントは、野菜から出る水分をいかに抑えるかです。
先日のBusiness Media 誠で好きな野菜1位は「トマト」、嫌いな野菜1位は?という記事がありました。1位はトマト。メロンやスイカを抑えてのナンバーワンですから、かなり人気があるんですね(ちなみにスイカが野菜だということは知っていましたが、メロンもそうだったとは……。恥ずかしながら初めて知りました)。
どうでもいいことですが、野菜と果物のボーダーラインが分からないので調べてみたら、行政上の分類では、茎やつるなどの草本性植物は「野菜」と定義され、樹木になるものを「果物」としているとのことです。スイカ、メロンは瓜科の植物なので、分類上では「野菜」に属すのですね。
ヘルシーで美味しいトマトを使ったサンドイッチ
閑話休題。トマトに話を戻します。トマトは、風邪の予防に効くビタミンC、脂肪の代謝を円滑にするビタミンB6、血液中の塩分を排出し高血圧予防に効果を発揮するカリウムなどの栄養素が豊富に含まれていて、とてもヘルシーな食材なんですね。西洋のことわざにある、「トマトが赤くなると医者が青くなる」というフレーズにもうなずいてしまいます。
そこで今回は、ヘルシーで人気の高いトマトを使ったサンドイッチを今回は作ることにしました。ですが、料理オンチとしては、トマトをサンドイッチに使うことが勇気の要る行為であります。なぜなら、「トマトの水分がパンをぐちゃぐちゃにしてしまうのではないか」が心配だから。
弁当のおかずに煮物を入れるとき、よほど注意深くレイアウトをしないと、ご飯が煮汁に染まり、散々な目にあいますね。それと同じことがパンで起きるのは、絶対に避けねばなりません。
選んだのはフランスパン
ただ、トマトはハンバーガーをはじめ、サンドイッチチェーンのサブウェイ系のコールドサンドイッチにも使われているので、パンの選び方と具材の敷き詰め方で対処できるだろうと踏みました。そこで、フランスパンをチョイスしました。フランスパンの硬さがあれば、トマトの水分に勝てそうな気がします。
今回は、テスト的にトマトを使ってみるので、職場への弁当ではなく、週末のピクニック用コールドサンドイッチにしてみます。ですので、所要時間と費用には少々目をつむりました。
材料(2人前)
- フランスパン:1本
- スライスチーズ:4枚
- ピザ用チーズ(チップ状のもの):適当
- ハム:8枚
- トマト:(大きめを)1個
- たまねぎ:適当
- マヨネーズ:適当
- マスタード:適当
- 塩:少々
- コショウ:少々
- にんにくパウダー:少々
作り方
所要時間
- パン、野菜のカット……8分
- 具材を乗せる作業……3分
- 味付け作業……1分
- 合計……12分
12分と、これまでの倍近くの時間がかかってしまいました。平日の朝に作るのは現実的ではないでしょう。今回はまあピクニック用なので、多少大目にみてやってください。
材料費(1人前)
- フランスパン:75円
- スライスチーズ:40円
- ピザ用チーズ:10円
- ハム:40円
- トマト:40円
- たまねぎ:5円
- 調味料:5円
- 合計:215円
けっこうな金額になりましたが、お店で買うことを考えたら半額ほどなので、よしとしましょう。では、電車に乗ってピクニックにでかけます。
チーズでトマトをはさんだことが功を奏した
昼食時、おそるおそる食べてみましたが、トマトの水分はまったくモレていませんでした。やはり、チーズで上下からはさみ込んだことが功を奏したようです。持ち歩いている最中に、チーズが気温でいい感じに溶け、トマトのスキマに食い込んでいました。
大きいフランスパンだったので少々パサパサ感はあったものの、食べごたえがあり、おいしかったです。しいて反省点を挙げるなら、マヨネーズなどの調味料をもっと大目にしておけばよかったかな? くらいです。個人的には大成功でした。
最後に、トマトについて豆知識を。
トマトの赤色はリコピンという色素によるもので、そのリコピンには抗酸化作用があります。具体的には、老化予防、肌を若々しく保つ美容効果、ガン予防にも効果があるとのこと。そのうえ、水溶性食物繊維のペクチンも含まれ、老廃物や有害物質を排出する働きを促進し、生活習慣病の予防にも効果的なんだそうです。もっとトマトを食べようと思いました。
これからの秋の行楽に、トマトをふんだんに使ったサンドイッチでおでかけしてみてはいかがでしょうか。
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