ボールペンは多機能? それとも基本機能? 文具好きのこだわりポイントは
手帳やノート、ボールペンなど、「手書きツールには一家言ある」という人は多い。筆記用具好きが製品を選ぶときのポイントは?
PCやスマートフォンなどを使った文書作成、予定管理が一般的になった現在でも、まだまだ「手書きの筆記用具は手放せない」という人は多いだろう。アイシェアは10月19日、筆記用具へのこだわりに関する調査結果を発表した。回答したのは20代〜40代のネットユーザー555人(男性304人、女性251人)で、調査期間は9月28日〜10月1日。
女性の7割弱が「ペンにこだわりある」
調査によると、ボールペンやシャープペンなどのペン類にこだわりが「ある」人は全体の6割弱。男女別にみると、男性(51.6%)よりも女性(67.3%)の方がこだわりを持っている人が多いという結果になった。
そんなペン好きたちは、具体的にどんなポイントを重視してペンを選んでいるのだろうか。最も多かった回答は「書き味の良さ」(85.9%)で、2位以下は「握りやすさ」(66.9%)、「インクや芯の種類」(44.5%)、「持ち疲れしないこと」(38.7%)と続いた。回答が少なかった「携帯のしやすさ」や「多機能性」といった項目と比べると、ペンとして、より基本的な機能を重視している人が多いようだ。
では、ペンとセットで使うノートやメモ帳といった紙類についてはどうだろう。こだわりが「ある」とした人は全体の4割程度。だが、ペン類にこだわりがある人に限って言えば、6割超が「紙類にもこだわりがある」と答えた。
こだわりポイントとして挙げられたのは、「全体のデザイン」(55.5%)、「紙質の良さ」(51.4%)、「用途に合った紙質」(48.2%)、「書き味の良さ」(46.3%)など。また、全体の6割超が「新しい筆記具で文字を書くと新鮮な気持ちになる」と回答し、特に女性は8割弱とその傾向が強いようだ。
書き味を重視したボールペンとしては、三菱鉛筆の「ジェットストリーム」やゼブラの「サラサ」、ぺんてるの「エナージェル」など、各社ともにラインアップを充実させてきている。また、「ほぼ日手帳」や「『超』整理手帳」、MOLESKINEなど2010年版の手帳もそろってきた。「これだ!」という逸品がまだ見つからないという人は、文具カテゴリーも合わせてチェックしてみてほしい。
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