図面の変更個所を複合機で判別――富士ゼロックス
富士ゼロックスは、建設業や製造業で扱う図面のチェックを短時間でできる「図面差分検出ボックス」を12月19日に発売する。ネットワーク対応複合機ApeosPortシリーズとの連携製品で、価格は60万円。
富士ゼロックスは、ネットワーク対応複合機ApeosPortシリーズ用のオプション製品「図面差分検出ボックス」を12月19日に発売する。価格は60万円。
図面差分抽出ボックスは、建設業や製造業で扱う図面のチェック作業時間を短縮するもの。改訂前と改訂後の図面をそれぞれ複合機でスキャンすることで、変更個所を特定の色で表示。複合機の出力またはPC上のWebブラウザで確認できる。この製品を利用することで、例えばこれまで目視で確認していた場合、A3図面1枚当たり約30〜40分要していたチェック時間を約5分〜10分に短縮するという。人力で行うことによるチェック漏れも防げる。
差分検出したい画像は、複合機でのスキャンに加えてWebブラウザからの電子入稿にも対応する。検出が終了すると、あらかじめ登録するメールに通知。メール本文に出力結果の格納先URLと削除用URLを記載しており、そのURLにアクセスすることで結果をファイルとして取り出したり出力して確認できる。
入力原稿は、紙原稿(複合機でスキャン)の場合でA3〜B5サイズ、電子原稿(PCからの入力)の場合でA1〜B5サイズに対応。最大セット枚数は各25枚。白黒カラーが可能だ。
このほか富士ゼロックスは、特定の規格で企業間取引のデータを共通化した「EDI連携FAX送信ボックス」、取引先に提出する帳票データの生成し、FAXを自動送信する「基幹連携FAX送信ボックス」も発売する。いずれもApeosPortシリーズと連携し、価格は各40万円。
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