日本地図、世界地図をかっこよく描いて、グローバル時代を生き抜く!:絵文字の技術
日本、そして世界。グローバル化するビジネスにおいて、世界レベルのロケーションで物を視る機会も増えていることでしょう。今回は、世界の形をしっかりと観察し、自分なりに描けるようにします。交通の要所をおさえれば、何も見なくても描けますよ。
インターネットと経済のグローバル化で、世界が身近に感じられるようになりました。今や海外とのかかわりなしにビジネスを考えるのが難しいくらいです。
そんな中、海外とのかかわりを示すのに必須となるのが世界地図です。地図をベースに情報を整理すると、その距離感を基に発生しうるいろんなケースもイメージしやすくなります。正確に描けなくてもよいので、主要国の大きさや位置は把握しておくのはこれから重要ですよ。
日本地図のデフォルメ
まず、手始めに日本地図を描いてみます。しつこいようですが、正確に描く必要はまったくありません。自分にとって必要な情報が描き込める程度に、描き分けられればよいのです。
世界地図は、交通の要所に着目すればうまく描ける
次に、世界地図を描いてみます。あまり旅行や出張しない人は、日本から遠いエリアの形が頭に入っていないかもしれませんね。そうした人はなるべく特徴的な形に着目して覚えましょう。
世界地図は複雑なので、交通の要所をつかむことが大事です。半島の形と順番を覚えておけば、何も見なくてもそれなりに描けます。
統計データを世界地図にのせてみる
世界地図が描けるようになったら、情報を付け足して、自分なりの情報マップを作ってみましょう。
先ほどの世界地図に、二酸化炭素の排出量を追記しました。巨大な数字は特に単純なモデル化(この場合は、円の大きさ)をすると、真実が見えやすいものです。
地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出量を減らすのは地球人として当然ですが、驚くべきことに一番努力しなければならないのは、米国と中国なのです。ご存じでしたか? この2国が京都議定書の枠組みに入っていないのは残念です。日本はGDP(国内総生産)の大きさに比べ、大変排出量が少ないのが分かります。
いかがでしたか? 世界地図がサラリと描けると、グローバルビジネスパーソンとしてかっこいいですね。地図帳を参考に、自分なりの形で描けるように練習してみましょう。
集中連載『絵文字の技術』について
携帯メールなどでおなじみの「絵文字」をビジネスで役立たせよう! という新しいコンセプトのスキルアップ書です。
絵文字は、ノートやメモを書くという日常行為を楽しくさせ、「考える力」「伝える力」を伸ばします。物事の全体像を超ハイスピードでとらえ、ヌケ・モレなく、すっきり情報整理ができます。
仕事や勉強において「記録」は退屈極まりない作業ですが、絵文字を取り入れることで、すばらしい自己表現に変わります。絵心は一切不要です。誰でも、すぐに始められ、効果が体感できるはずです。
目次
- 第1章:ビジネス絵文字で3つの力を手に入れる
- 第2章:絵文字入門! ヒトの感情や動きを表す
- 第3章:ノート・メモが楽しくなる! 厳選絵文字を一気に紹介
- 第4章:絵心ゼロでも大丈夫! ニュースを絵文字で整理する
- 第5章:記号・略号を使いこなして、情報をよりシンプルに!
- 第6章:できる人がやっている「図」で考えるテクニック
- 第7章:実践! 9つの例題を絵文字メモにしてみよう
- 第8章:絵文字ノートを持ち歩こう!
著者紹介 永田豊志(ながた・とよし)
知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)がある。
連絡先: nagata@showcase-tv.com
Webサイト: www.showcase-tv.com
Twitterアカウント:@nagatameister
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