外出先のタスクシュート候補に「iTaskTimer」:あなたの不安、見積もります
ちょっと面白いアプリを発見して使い始めています。それは「iTaskTimer」です。タスクとログが一体化していて、細かい工夫が使い勝手を上げています。
ちょっと面白いアプリを発見して使い始めています。あまり外出しない私ですが、編集さんとの打ち合わせやセミナーなどに行くこともありま す。その際、時間の記録の方はだいたい「Path」や「foursquare」でいいとしても、「タスク」で少し困ります。やはりタスクとログが一体化していて欲しいのです。
そこで「iTaskTimer」(170円、無料版も)を見つけました。私にとって完璧な理想型ではありませんが、このアプリは珍しくタスクとログが一体化していて、細かい工夫が使い勝手を上げています。
上の画像がその画面ですが、真っ先に気がつくのは「タスクの見積もり時間がある!」というところ。そしてこれも真っ先に気づいて残念なことが「見積もり時間の総和がどこにもない!」ことです。あると本当にありがたいんですけどね……。
見積もり時間があって「タイマー」ですから、当然「計測」もできます。面白いのは「今計測中のタスク」を「タイマー」の上にバッヂとして表示してくれるところ。なぜこれが必要なのかというと「時間計測中」であっても「タスクの並べ替え」ができてしまうからです。これはかなり特徴的です。
ですがこれは理に叶っていると思いませんか。よく問題になる「割り込み」に見た目で対応できるからです。今対応中のタスクの「上」にタスクを移動させることができます。 これにより「いかにも割り込まれている印象」をとてもハッキリ持てます(それだけに見積もり時間の総和がやはり欲しい……)。
使い方は簡単です。「タスクリスト」にふだん使いそうな「タスク」をどんどん入れておけばいいのです。このタスクリストから直接時間を計測し出すのではないところがちょっと変わっていて「タイマー」という画面に移ってから計測を始めます。
計測結果は「リポート」で確認できます。この計測結果をTwitterで呟いたりGoogleカレンダーに出力することも可能です。ライフログとして使うという意味も検討すると、これは重宝しそうですね。
【先月の木曜日】Flavaはまだ使っている?
先月の記事を振り返る「先月の木曜日」コーナー。今回の振り返りは「『Flava』で『Path』の不満をあらかた解消するが……」の記事です。
そうですね。「Flava」はいいアプリだと思います。ずっとチェックし続けていますが結局いまだにPathを使い続けています。もちろんFlavaのように項目ごとに記録が取れ、 直接Evernoteと同期してくれるというのはとても魅力的です。ただEvernoteにデータを送ればいいだけの私の使いかたとしては、今のところどちらを使ってもあまり違いがないとも言えます。これは言ってしまえば「相性」ですね。
筆者:佐々木正悟
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。
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