あの「PictShare」が思っていたよりすごい便利なアプリだった件:あなたの不安、見積もります
今回紹介する「PictShare」はとても有名なアプリなので、今さら紹介するのを遠慮していたのですが、知らない人はもったいないのでこの機会に紹介します!
今回紹介するのはとても有名なアプリなので、今さら紹介するのを遠慮していたのですが、万一ご存じない人がいるとしたらとてももったいないので紹介します。それは「PictShare」です。
このアプリは非常に高機能な「写真送信アプリ」というべきアプリです。どの機能を最重視するかは写真に対する考え方次第でしょうが、わたしにとって最もありがたいのはiPhoneで撮影した写真を極めてスムーズに「送りたい先へ」送信してくれる点です。
ちょっと見づらいかもしれませんが、上の画像がその「送った後」の様子。ほとんどを「Picasa」に送ったのですが、中に2つ「Evernote」と「Posterous」へ送っているものもあります。動画ですね。わたしはPosterousを親族だけが見られるよう限定して公開していて、ムスメの日記をここへ集めているのです。
iPhoneで撮った写真をどこに送るかは、1枚ずつ決められます。しかも写真の複数選択時は、複数の投稿先を同時に選べるところが高得点。投稿先として選ぶことのできるサービスはかなり幅広く網羅しています。これだけあれば、だいたい使っているサービスに写真をささっと投稿できるでしょう。
投稿先の指定が難しいと、せっかくiPhoneで写真を撮っても、いつまでもiPhone本体に保存しているだけになりがち。そういう状態だと写真をiPhoneでしか見られません。もちろんiCloudを使う方法もありますが、それでもどこかへ送るには「ワンクッション」を感じずにはいられません。
撮ったところからダイレクトに参照先へ送りたい――。それができないと思うと、ソーシャルサービスが全盛の昨今だからでしょうか、写真を撮ること自体がなんとなく煩わしくなってくるから不思議ですね。
PictShareであれば、直接写真を選んで好きなところにどんどん回せる。そう思うだけで写真を撮る意欲が高まります。結局写真を撮るのは、自分を含む誰かがいつかどこかで見るからで、その適切な送り手と「場所」を自由自在に選択したいと思うものです。それが自由自在にできると知っていれば知っているほど、とっさに写真を撮ろうという気持ちが高まるのです。
ちなみにPictShareが複数の写真を選択して、それを複数の投稿先に同時に選べるようになり、どこのサービスに写真を送ったかが分かるようになったのは、最近のバージョンアップから。とても精力的に開発を続けているようです。
PictShareさえあれば、ブログへの写真アップも、Evernoteに写真のデータべースを作るのも、PicasaやFlickrに全ての写真をためこむのも、簡単にしかも同時にやれてしまいます。そして例えば「これはブログにもうアップした」ということも後からいくらでも見分けられるのです。
筆者:佐々木正悟
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。
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