コンテンツ配信サービス「Handbook」がHTML5に対応
日本代表女子バレーの眞鍋監督がiPadで使っていることでも知られるコンテンツ配信・共有システムHandbookが、HTML5に対応。HTMLコンテンツをそのまま配信できるようになった。
インフォテリアは8月30日、コンテンツ配信・共有サービス「Handbook」に、HTML5コンテンツの配信・表示機能を追加したと発表した。
Handbookは、企業内で主にクローズドに利用するドキュメントやファイルを、タブレットやスマートフォン向けに配信・共有するサービス。オーサリングツールとクラウドサービスである「Handbook Studio」と、iPadやiPhone、Androidなど向けに提供している「Handbookアプリ」から構成される。
製品カタログやマニュアル、オフィスドキュメントなど社内で共有したい情報をHandbook Studioでアップロードしておくと、Handbookアプリをインストールした端末から閲覧できる。いったんダウンロードしたデータは端末に保存できるので、オフラインでも利用可能だ。
今回のアップデートでは、オフィスドキュメントや画像・動画だけでなく、HTML5を含むHTMLコンテンツをそのまま配信・共有できるようになったのがポイント。スマートフォンやタブレット端末用のコンテンツはHTML5で制作するケースが増えているが、従来HTML5で制作したコンテンツをタブレット端末に配信・表示するには、Webサーバ経由で配信してブラウザで表示するか、表示用のアプリを開発するなどの工程が必要だったが、新バージョンのHandbookであれば、HTML5のコンテンツでもディレクトリ構造を保持したままそのまま配信・表示できる。
Handbookは企業や教育関係での導入例が多いが(「野村證券の営業担当者用のiPad8000台」参照記事)、スマートフォンやタブレット端末の普及とともに活用シーンが広がっており、例えば日本女子バレー代表チーム(眞鍋政義監督のiPad活用は広く知られている)や、フェンシングの日本代表チームでも(参照リンク)、Handbookを使ってデータ分析や情報共有を行っている。
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