機密情報が含まれている文書を対外的に公開しなくてはいけない場合、PDFファイルであればAcrobatを使って「墨消し」機能を使えば指定した個所だけを塗りつぶし、併せて非表示情報も削除できる。
作成中のPDFを、関係者だけが閲覧できる状態にしたい場面もあるだろう。そんなとき、PDFに閲覧用パスワードを設定しておけば、万が一の場合でもセキュリティ対策として役立つ。
PDFを配布する際、印刷して不特定多数に配布されるのは困るという場合もあるだろう。そんなときは、権限パスワードを設定して印刷が実行できなくなるようにしてしまえばよい。
PDFに電子押印をする場合は、Acrobatの電子印鑑を利用するのが早道だ。外部サービスを利用してリアルな認印を作成する方法も併せて紹介する。
電子データに「社外秘」「禁複写」などの文字列やロゴを入れて利用を制限したい場合、PDFであれば透かし機能を使えばそれができる。透かしが削除されないよう、セキュリティの設定変更も忘れずに。