日本オラクルは2月23日、屋内位置情報管理システムを構築するためのフレームワーク「Real Time Locating System フレームワーク」を活用した、リアルタイム屋内位置情報管理システムの構築フレームワークを、4月1日より提供開始すると発表した。
Real Time Locating System フレームワークは、屋内での位置管理システム開発を支援するためのシステム。管理対象となる屋内の物品や人に添付された専用タグの位置情報が無線LAN、赤外線、微弱無線、RFIDなどでリアルタイムに検知され、管理用のデータサーバに格納される。これによって、位置情報と業務データを連携した在庫管理や倉庫管理が可能になる。
日本オラクルは、こうした仕組みを実現するために必要な専用タグの信号から位置情報を計算する技術を提供するエアロスカウト、Ekahauと技術提携を行った。今後は日本電気、富士通プライムソフトテクノロジとも協業体制を拡充し、各社の提供する位置情報検知技術と連携を行っていくという。
同位置情報管理システムは、「Real Time Locating Systemフレームワーク」を活用し、「Oracle Database 10g」、「Oracle Application Server 10g」により構築される。同フレームワークの提供は無償。
なお同社は、2月24日、25日に東京国際フォーラムで開催される「Oracle 10g World」で、「Real Time Locating Systemフレームワーク」による位置情報管理システムのデモンストレーションを実施する。また3月1日から同4日まで、東京ビッグサイトで開催されるRETAIL TECH JAPAN 2005」、同時期に東京ビッグサイトで開催される「IC CARD WORLD 2005」でも、同システムを紹介する。
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