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» 2005年03月16日 10時38分 公開

ケータイでも「ブランド連携」が始まるか?神尾寿の時事日想

いつも身に付けているデジタル機器であるだけに、携帯電話はブランドビジネスに結びつきやすいデバイスといえる。CeBITで展示されていたフェラーリ版902SHのようなブランド連携商品は、今後もどんどん出てくるのではないだろうか。

[神尾寿,ITmedia]

 今年のCeBITは見所が多いが、ユニークなところではボーダフォンの「フェラーリ版902SH」が目をひいた(3月12日の記事参照)。携帯電話と自動車ブランドとがタッグを組んだ製品は、実は以前から何度か投入されている。古くは1998年に松下通信工業がダイムラーベンツブランドの携帯電話を製造しており、限定販売された。他にも、ツーカーセルラーでフェラーリブランドの携帯電話が販売されたことがある。

 有名ブランドとデジタル機器との連携で有名なのはiPodだ。iPod自体がブランド化した事もあり、周辺機器やケースの分野に有名ブランド続々と参入している。例えば、自動車メーカーでは、BMW/MINIを皮切りに、フェラーリ、ベンツなど高級車メーカーがこぞってiPodに対応。スピーカーではBOSE、JBLなどが専用機器を作り、ケースではヴィトン、グッチ、ディオール、ダンヒルなどがiPodブランドと連携している。

 デジタル機器がライフスタイルツールになる中で、ブランドビジネスの重要性は増している。最も身近なデジタル機器である携帯電話が、この流れの外にあるはずがない。フェラーリ版902SHのようにファッション性でブランド連携をするのもひとつの手法であるし、ソニー・エリクソンの「ウォークマン携帯」やモトローラの「iTunes携帯」のようにブランドと機能の両面で連携する方法もある。また、KDDIのau design projectのようなデザイン面での意欲的な取り組みは、それ自身がブランド化する可能性を持つだろう。

 MNPを前に、日本でも携帯電話のブランドビジネス、有名ブランド連携の動きが始まるかもしれない。ちなみに筆者は、BMW/MINIブランドの携帯電話が出たら絶対に買うのだが。

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