電気通信事業者協会(TCA)は7月7日、携帯電話/PHSの2005年6月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は33万1400増えて、8807万5600。
グループ名 | 2005年6月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 17万6500 | 4942万9600 |
au(KDDI) | 16万200 | 2012万2700 |
ツーカー | −1万700 | 355万6700 |
ボーダフォン | 5300 | 1496万6600 |
携帯電話の契約者数では、このところ純減続きだったボーダフォンがようやく純増に転じた。2005年に入ってから純減が続いており、4月〜5月と4万近い純減だったが、6月は約半年ぶりに純増を記録した。
6月の純増シェアトップはNTTドコモで17万6500。auは16万200で2位となった。ドコモは先月auに遅れをとったが、1カ月で巻き返しに成功した。
グループ名 | 単月シェア | 累計シェア |
---|---|---|
NTTドコモ | 53.3% | 56.1% |
au(KDDI) | 48.4% | 22.8% |
ツーカー | −3.2% | 4.0% |
ボーダフォン | 1.6% | 17.0% |
3G端末では、相変わらずドコモがハイペースで純増を続けている。単月での増加数だけで見れば、5月も6月も約17万と変わらないのだが、3G端末では5月が約64万、6月が約83万。明らかに、3Gの売れ行きが伸びている。
auも、3Gが約23万増と順調。ボーダフォンは12万6500の増加で、5月の11万4400増から若干伸びた。ただし、純増に転換した理由として必ずしも「3Gによるところが大きい」とはいえない状況だ。
グループ名 | 2005年6月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
---|---|---|---|
ドコモ | 82万7500 | 1371万200 | 27.7% |
au(KDDI) | 22万8700 | 1872万3200 | 93.0% |
ボーダフォン | 12万6500 | 129万9400 | 8.7% |
auは、着うたフル端末が順調に増えており250万を超えた。ボーダフォンは、ムービー対応機が約32万、アプリ対応機が約18万増えているが、Web対応機は約3000減少している。同社でWebに対応していない端末はプリペイド端末であるため、「ハイエンド機も増えたがプリペイド端末も増えた」と推測される。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
---|---|---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 集計中 | ― | 集計中 | ― | 非公開 | 4465万8500 |
au(KDDI) | 1767万 | 1689万 | 1160万(BREW) | 1284万 | 1683万(うち着うたフル257万) | 1703万2100 |
ボーダフォン | 1257万8200 | 576万700 | 954万5200 | ― | 非公開 | 1278万3800 |
PHSでは、ウィルコムがこれまで以上に好調だ。4月、5月と6万を上回る純増を記録していたが、6月はついに8万600と、純増数が8万を超えた。
全国で好調だが、特に純増数が多いのは東京で、5万1800の伸び。東京地区は累計でも184万900契約で、ウィルコムグループのPHS契約の過半を占めている。
ドコモは、純減数が先月から悪化し5万を超えた。アステルグループはいまや東北インテリジェント通信とYOZANの2社になったが、YOZANが2100の純減を記録した結果、トータルでも2100の純減となった。
グループ名 | 2005年6月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 8万600 | 323万5500 |
ドコモ | −5万3000 | 115万300 |
アステルグループ | −2100 | 9万1000 |
累計 | 2万5500 | 447万6800 |
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