4月27日から、東京・名古屋のファミリーマート100店舗でおサイフケータイクレジット「iD」の取り扱いが始まった(2月27日の記事参照)。コンビニエンスストアで本格的にiDが導入されるのはこれが初めて※。iD取り扱い初日の様子を、写真で紹介しよう。
東京・池袋にあるファミリーマートサンシャイン南店では、5カ所あるレジのうち1カ所がiD対応になっている。iD対応のレジの上には、右手に携帯電話、左手にiDを持ったドコモダケのぬいぐるみが飾られている。
iD対応レジでは、現金、QUOカード、ファミマカード(クレジット機能付き)、Suica、iDの5種類の決済が可能。
iDで決済できるのは、「三井住友カードiD」(2005年12月1日の記事参照)と、4月28日から始まる「DCMX/DCMX mini」(4月4日の記事参照)。利用するには、ドコモのおサイフケータイにiD用アプリをインストールしておく必要がある。
レジで買い物をするときに「iDで」と言うだけで、あとは現金やSuicaで買う場合と変わらない。アプリを立ち上げておく必要はないし、携帯の電源が切れていてもOKだ。1万円以内の決済であれば、PINコード入力やサインも不要。ファミマカードを持っている場合は、iDで決済してもポイントを付けてもらえる。
なお、宅配便、プリペイドカード、金券(ビール券など)、切手、印紙類、はがき、FAXサービス、映画のチケット、Famiポートで申し込む商品(チケットぴあやJTBなど)、インターネットショッピング支払いを含む代行収納各種はiDやSuicaでの支払いはできない。また、クレジットカードやSuicaの支払いとiDの併用もできない。
ユーザーが決済をする操作はSuicaでもiDでも変わらないが、店員のPOSレジ操作は、Suicaに比べるとiDは1ステップ多い。POSレジで計算をしたあと、iDで処理するには合計金額を店員が入力するためだ。ファミリーマートでは秋にPOSレジのシステムの総入れ替えを予定しており、そのタイミングでPOSレジへの組み込みを検討しているという。
ドコモではiDとSuicaのリーダー/ライターを共用化すると発表しているが、現在ファミリーマートで導入されている端末は共用化されていない。レジにはSuicaとiD、2つのリーダー/ライターがつながっている状態だ。
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