携帯電話といつでも一緒のアクセサリー。主役はあくまでも携帯電話だが、実はアクセサリーもよく見ると日々進化している。最近では単なる装飾目的のものだけでなく、決済機能などを持つものが増えているほか、音楽や動画などのリッチコンテンツをいっそう楽しめるよう、ヘッドセットなども多様化している。進化する韓国の携帯電話アクセサリー市場を紹介しよう。
韓国では決済や顧客/従業員の管理を目的としたカードをアクセサリー化する動きが活発で、クレジットカードをはじめ、大型スーパーやコーヒーショップの会員カードなど、幅広い分野での普及が進んでいる。
アクセサリー型の機能性カードといえば、ソウル市の交通カード「T-money」が有名だが(1月23日の記事参照)、そのほかの用途でもアクセサリー型カードの普及・開発はめざましい。
電子タグメーカーのSontecでは、電子タグを携帯電話キーホルダーに挿入する方式の「携帯電話キーホルダー型金属タグ」を開発した。同社が開発した電子タグの大きさは25×25×1ミリ。これは従来製品の5分の1の大きさにも関わらず、2〜3メートル程度離れた場所からでも認識が可能だという。
これをアクセサリーのように携帯電話につけて持ち歩けば、社員証や学生証などのほか、PCのセキュリティや飲食店のクーポンなど、幅広い用途で利用できる。5月初旬に発表されたばかりにも関わらず、すでに建物への入退館管理目的で納品契約を行っている企業もあるといい、徐々に利用が広がっていきそうだ。
こうした機能性カード以外に、よく利用されているのがアクセサリー型バッテリーだ。通話やSMS、MP3に写真撮影、動画視聴と、携帯電話の利用範囲が広がるにつれ不足気味となるバッテリー。それを解決しようと、最近ではアクセサリー型のバッテリーがコンビニなどで売られるようになった。
韓Samsungは、端末だけでなく携帯周りのアクセサリーも非常に数多くラインアップしているメーカーだ。
特定の機種のみに対応したものが多いが、車両用や衛星DMB(モバイル放送)用、音楽用など、自社の携帯電話の機能を十分に生かせる多機能な便利ツールが数多く発表されている。
充電器兼用スピーカー「ATK500DSK」は、充電しながら高音質の音楽再生が楽しめる一石二鳥のツール。コネクターとの接続は携帯電話を立てた状態で行うので、衛星DMB放送などが手ぶらで見られるのも便利だ。
また衛星DMBおよび地上波DMB(モバイル用地上波デジタル放送)対応の携帯電話を見る際に重宝するリモコン「AEP231RBK」は、チャンネル切り替えや音声調節だけでなく、番組の録画、MP3プレーヤーの操作や、電話の発着信操作も行える。
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