リビング+:Weekly Top10 2003/07/22 19:18:00 更新

Living Plus Weekly Top10(7月13日〜7月19日)
スピード測定サイトの苦労

スピード測定サイトで、運営事業者側に“役得”があることは先週述べたとおり。しかし、その逆に運営上の苦労も、もちろんあるようだ。

Living Plus Weekly Top10 7月13日〜7月19日

1位 あなたは大丈夫? スピード測定の常識
2位 Yahoo!BB 26Mでどれほど高速化する?
3位 WinMXの実態を解明するノード自動探索システムが稼働
4位 NTT東西は“がっかり”?〜光ファイバーの規制撤廃は見送りに
5位 番外編・低予算でスピードアップ?
6位 通信の速い都道府県は? 〜USENの測定データベース
7位 Webアクセス速度とスループットの違い 〜インターコム
8位 期待通り? 期待ハズレ? JMネットのPDAフォン
9位 HDDレコーダーが“AVCサーバー”に進化する
10位 802.11a/gが100Mbps超に〜米airgoのアプローチ

 先週のランキングは、先々週に引き続き「特集:スピード測定狂時代」関連記事が多くを占めた。2位にも20Mbps超サービスの記事がランクインするなど、ユーザーの高速化に対する関心がうかがえる。

 このスピード測定サイト、運営事業者側に“役得”があることは既に触れたとおり(記事参照)。だが、その逆に運営上の苦労も、もちろんあるようだ。

 その1つが、スループットが全体に高速化することで、測定サーバへのトラフィックが増大していること。ある事業者は、「100Mbpsの回線を用意しているが、最近ではコンスタントに数十Mbpsを使っている」と話す。それなりの規模の設備がなければ、運営できないようだ。

 測定サイトによっては“高速ユーザーランキング”を開示しているが、この管理も気を使う部分。気をつけて見ていると分かるが、たまに100Mbpsを超えるスループットが記録されていることがあるのだ。

 もちろん、現状ではFTTHの下り100Mbpsを超えるサービスは存在しないはず。ある事業者は、「故意のデータなのか、チェックロジックにミスがあるのか……。どこかで、キャッシュデータを読み取ってしまった可能性もある」と、理由を推測する。いずれにせよ、こうした誤ったデータが掲載されていることは望ましくない。

 「こうした“外れ値”は、きちんとはじいていかなければ」。もっとも、完全に対応するにはコストパフォーマンスの問題もあるため、悩ましいところのようだ。

[杉浦正武,ITmedia]



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