国土交通省は、羽田空港船着場〜秋葉原(万世橋)の船便の運航を試験的に行う社会実験を9月19日〜26日に実施する。羽田空港から都心部への船便の可能性を検証することが目的。羽田空港から東京都心部間最短ルートの定期的な航路設定は初の試みという。
ルートは、
(1)品川(天王洲)(午前10時30発)→羽田空港船着場(午前11時20分着)
(2)羽田空港船着場(午前11時30発)→(品川経由)→秋葉原(万世橋)(午後2時着)
(3)秋葉原(万世橋)(午後3時発)→(品川経由)→羽田空港船着場(午後5時30分着)
――の3通り。料金(大人1人)は、秋葉原−羽田空港船着場間が3500円(9月16日までの事前購入は2900円)、秋葉原−品川(天王洲)間が3000円(同2380円)、品川(天王洲)−羽田空港船着場間が2000円(同1620円)。運航会社のジールのWebサイトから予約できる。
万世橋たもとの船着場は、1930年(昭和5年)竣工のものを活用。神田川、隅田川、京浜運河に架かる30以上の橋梁群も見どころだ。秋葉原で下船する乗客には、秋葉原の街や名所を案内するオプショナルツアー(有料)を提供する。羽田空港国際線旅客ターミナルと羽田空港船着場間は、移動用無料バスを運行する。
実験を通じ、採算性や利用者動向を確認するとともに、利用者へのアンケートを通じて改善点を洗い出すなど、本格的な運航に向けた検証を行う。
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