カシオが秋冬の新製品を発表、注目の時計は?(3/4 ページ)

» 2015年09月18日 08時00分 公開
[井口裕右ITmedia]

“地球”をテーマにした「OCEANUS」

 GPSハイブリッド電波ソーラーを搭載したクロノグラフ「OCEANUS(オシアナス)」にも、時計合わせの際の素早い針の動きを実現し、針の動きに緩急をつけ“針の表情”を演出することができるデュアルコイルモーターを搭載した「OCW-1100」をラインアップした。

デュアルコイルモーターを採用した「OCW-1100」(23万円〜)

 「OCW-1100」のこだわりは、デュアルコイルモーターを採用したことで見直されたムーヴメントの設計だけでなく、そのデザインだ。文字盤を囲むサファイアガラス製のベゼルには、地球をイメージしたブルー蒸着と宇宙をイメージしたブラックを組み合わせたカラーリングを採用した。

 カシオ計算機 羽村技術センターの白石俊也氏によると、これは地球を取り巻く成層圏をイメージしたもので、リングの片側をブルーに、片側をブラックにカラーリングすることで、地球の光と宇宙の闇を表現したのだという。「OCEANUSにとって、最もふさわしいブルーとは何かを徹底的に追求し、考えうる全てのブルー系塗料を使って試作を繰り返した。スーツにフィットする“存在感があるが主張しすぎない”ブルーを実現できた」(白石氏)。

 また、文字盤の視認性をアップさせ、表面のデュアルカーブサファイアガラスの耐久性、曇りにくさも向上。針を受ける軸には再結晶ブルーサファイアを採用するなど、細かいデザインにまでこだわり抜いたという。

 カラーはシルバー(23万円)、オールブラック(26万円)の2色。また、世界500本の限定モデルとして、ベゼルにオーロラをイメージしたブルーとグリーンの蒸着カラーをあしらった「Limited Edition」(28万円)、人気音楽グループのクレイジーケンバンドとコラボレーションしたモデル(24万円)もラインアップされる。

世界限定500本のLimited Edition(左)とオールブラック

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