外国人観光客が増えているが、増加することによって日本にどのような影響を与えていると思いますか? 20歳以上の男女に聞いたところ「観光による消費が拡大し、日本経済の活性化につながる」(65.4%)と答えた人が最も多く、次いで「街がにぎやかになり、地域経済の活性化につながる」(50.0%)、「国際交流が進み、相互理解が深まる」(46.3%)であることが、内閣府の調査で分かった。
外国人観光客が増えることで困っていることがありますか、という質問には「治安の面から不安を覚えるようになった」(29.5%)がトップ。次いで「マナーや文化慣習の違いなどから、外国人旅行者のトラブルが増えた」(25.5%)、「外国語を話せないので、話しかけられてもコミュニケーションがとれない」(20.0%)と続いた。外国人観光客が増えたことで困っている人は多いようだが、その一方で「特にない」(42.0%)と答えたのは4割を超えた。
外国人観光客を増やすために、日本はどのような施策を進めればいいのだろうか。この質問に対し「空港や駅、観光地、宿泊施設での外国語などによる案内・応接の充実」(51.7%)、「海外における日本の魅力のさらなるPR」(45.8%)、「外国人にも対応した宿泊施設の整備」(36.3%)、「空港と観光地間など、国内移動時の交通機関の整備・充実」(31.9%)、「外国人の宗教・食生活などの生活習慣への配慮」(31.3%)と続いた。
20歳以上の男女1758人が回答。調査期間は8月20日から30日まで。
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